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【中級】iOS開発者のためのMac OS X開発入門セミナー

2011.6.1 2011.5.26

MOSAでは、Mac OS Xでのアプリケーション開発を解説する中級セミナーを開催いたします。

本セミナーは終了いたしました。開催レポートはこちらをご覧下さい。

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セミナー概要

iPhoneやiPadなどのモバイルデバイスの台頭、その背景インフラとして実力を発揮し始めたクラウドコンピューティングなど、数年後には現在のデスクトップPCで処理していた仕事が、別の仕組みへと大きくスライドしていく予感がします。

しかし、現在のパーソナルコンピュータが消え去ることはなく(ソフト開発がある限り)、その分野で活躍できるソフト開発技術者も今以上に重宝され、高品質なソフト開発への要求はさらに高くなると思われます。また、Mac業界の場合には「Mac App Store」の存在意義も高くなってきています。

そうした流れの中、Apple社の言う所の「Back to the Mac」を見習い、本セミナーでは、iOSでXcodeやCocoaに慣れ親しんだ方々に、Mac OS Xでのアプリ開発におけるiOSとの違い、メリット、特徴、注意点などをソースコードを提示しながら解説したいと思います。(下記の「講師より」に更に詳しい内容をご案内しています。必ずご確認ください。

日 時:2011年6月1日(水)18:00〜21:00(休憩時間、Q&A含む)

会 場:ちよだプラットフォームスクエア 会議室

  〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3‐21(営団地下鉄 東西線 竹橋駅3B出口より徒歩約5-6分)

主 催:特定非営利活動法人MOSA

講 師:有限会社オッティモ 代表取締役 小池邦人(MOSA会長)

   講師のプロフィールはこちら

定 員:30名

応募の人数によっては開催を中止させていただくこともあります。

受講料:MOSA学生会員以外は、すべて事前振り込みとなります。

MOSA会員 7,000円(※同時入会可)
MOSA学生/研究室会員 3,500円(※同時入会可)
一般 10,000円
学生 5,000円

MOSAの研究室/学生会員(年会費無料)入会募集中!詳しくはこちら

【同時入会について】
個人・法人会員を対象に新規入会キャンペーン実施中です。6月30日までにご入会いただきますと、「Mac Fan」もしくは「MacPeople」どちらか一誌をプレゼントいたします!
年会費は法人会員50,000円、個人賛助会員10,000円、個人正会員12,000円、研究室/学生会員は無料です。(有効期限:ご入会日〜2012年3月末迄)

対象者

 iOSアプリ開発の経験がある方

講師より(講習テーマ、内容)

Mac OS XでのCocoa環境は「AppKit」と「Foundation」という2つの大きなフレームワークから構成されています。そのうちFoundationの方はiOSでも共通仕様(CoreFoundation)であり、UIKitをAppKitと呼び変えることで、iOS用Cocoaの構成と同じになります。つまり、UIkitフレームワークに含まれるメソッド名の先頭2文字をUIからNSに変更することで、iOSで習得した技術スキルの多くを生かすことができるわけです。また、以下の様なキーテクノロジー(フレームワークを含む)は、iOSとMac OS Xで共通に利用することができます。

・XcodeとInterface Builder(開発環境)
・Instruments(デバッグ&パフォーマンス最適化)
・Objective-C(アプリケーション開発言語)
・CoreFoundation(基本技術)
・CoreGraphicis 「Quartz2D」(2Dグラフィック)
・Image I/O (画像ファイルの入出力)
・OpenGL(3Dグラフィック)
・CoreDataと(モデルオブジェクト)
・SQLite(データベース)
・CoreAnimation「QuartzCore」(アニメーション)
・CoreAudio(オーディオ関連)
・CoreMIDI(MIDI関連)
・CoreVideo(ビデオ映像関連)
・CoreText(テキスト関連)
・Bonjour( ネットワーク)
・CFNetwork(ネットワーク)
・NSThread(マルチスレッド関連)
・NSOperation(マルチスレッド関連)
・BlockとGDC(マルチコア関連)
・Accelarate(パフォーマンス)
・NSXMLParser(XMLパーサ)
・WebKit(ウェブコンテンツ表示)
・QuickLook(ドキュメント開示)
・Accessibility(障害者対応)
・KeychainSvervice(セキュリティ)
・Spotlight(ローカライズ)
・UserDefault(初期設定関連)
・Localizable.strings(ローカライズ)

iOS(当時はiPhone OS)の初期バージョンと比較すると、Mac OS Xのフレームワークの多くはiOSへと移植されており、Mac OS X固有のフレームワークは徐々に少なくなってきています。以下がその例です。

・バインディング(開発環境)
・QuartzComposer(マルチメディア)
・AppleScript(スクリプト関連)
・CoreImage(画像エフェクト)
・ImageKit(画像ファイル関連)
・QuickTimeとQTKit(ビデオ関連)
・PDFKit(PDFハンドリング)

逆に、iOS固有のフレームワークもどんどん増えています。Objective-Cとの相性という意味では、iOSのフレームワークの方が進化しているケースも多々見受けられます。

・AVFoundation(マルチメディア関連)
・CorMedia(マルチメディア関連)
・Assets Library(画像情報アクセス)
・iPad Library(iPad情報アクセス)
・GameKit(ゲーム関連)
・MapKit(地図情報関連)
・EventKit(スケジュール関連)
・StoreKit(アプリ内販売関連)
・iAd(モバイル広告関連)
・iBooks(電子書籍関連)
・CoreLocation(位置情報関連)
・MessageUI(メールとSMS関連)
・CoreMotion(ジャイロセンサー)
・Accelometer(加速度センサー)
・AirPlay(映像や音声の無線転送)
・AirPrint(印刷関連)

細かく調べれば、各OSに固有なフレームワークはまだ数多く存在します。しかし6月に開催されるWWDC 2011では、正式にiOS 5やMac OS X 10.7(Lion)の技術内容が発表されると予想されます。その時にはこうした固有技術の幾つかが両OSで利用可能になっている可能性が高いでしょう。 実際に、AVFoundationやCoreMediaは、そのヘッダファイルからLionでの採用が確実ですし、iPad 2搭載のPhoto Boothを見れば、CoreImageが既にiOSに実装されている気配もうかがえます。どんどん統合されていく両OSの技術を把握する意味でも、ぜひこの機会に、iOSアプリ開発者の方々にMac OS Xアプリ開発にチャンレンジしていただきたいと思います。

講座の進め方

セミナーは、講師が解説するプロジェクターの画面と配布するテキストを使って進行します。ご自身のマシン持ち込みは自由ですが、実機の操作を指導するハンズオンセミナーではありませんので、電源等はご用意しておりません。予めご了承ください。

申し込み

 ○以下のフォームに必要事項を記載し、お申込みください。
  折り返し、MOSA事務局から受付完了のmailをお送りいたします。

お申込はこちらのフォームから

 ○締め切り 2011年5月26日(木)受付分迄
  (但し、締め切り日以前でも定員となり次第締め切ります。)
 ○申込後三日以内(土日祝日は除く)に、MOSAからの返信がない場合は、
  お手数ですが、事務局までお知らせください。

ご不明な点はMOSA事務局までお問合せください。

皆さまのお申込をおまちしております!