MOSA Software Meeting 2008
タイムスケジュール
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第1日目 11月7日(金)
※11月7日のセッション会場はすベて「9F-A」です。
12:15〜13:00 受付
13:00〜13:15 主催挨拶
13:15〜14:45
キーノート
キーノート「幽体離脱するアプリとデータ ークラウド時代のコンピューティング」
テクノロジーライター 大谷和利(MOSA常任理事)
- ■概要
iPhoneやMobileMeの登場により、SAAS(Software as a Service)やクラウドコンピューティングの流れが加速しようとしています。また、低価格ノートPC(Netbook系製品)の台頭や、新型MacBookシリーズの進化の方向性からは、パーソナルコンピュータ自体もデスクトップからモバイル環境への移行が本格化している傾向が伺えます。本セッションでは、このような時代の変化の中でのハードとソフトの在り方について考察します。
- ■受講対象
全ての参加者
- ■プロフィール
テクノロジーライター、私設Macintoshエバンジェリスト、自称路上写真家、原宿AssistOnアドバイザー。1958年生まれ。Macは初代128Kからのユーザー。現在のメインマシンは、MacBook Air 1.6GHz/80GB。Mac雑誌全般、デザイン雑誌「AXIS」、バイシクルクラブ別冊「自転車生活」などに連載、単発記事執筆多数。最新刊「iPodを作った男 スティーブ・ジョブズの現場介入型ビジネス」「iPhoneをつくった会社 ケータイ業界を揺るがすアップル社の企業文化」がアスキー新書より好評発売中。
14:45〜15:00 休憩(15分)
15:00〜16:00
ゲストセッション1
「ソフトバンクグループでのiPhoneアプリケーションへの取組み」
BBソフトサービス株式会社 CTO兼シニアディレクタ 松田祐毅
- ■概要
ソフトバンクより7月からiPhoneを発売開始しました。同時に今後はソフトバンクとしてもiPhone向けアプリケーションへ期待することが非常に大きくなっています。そこでソフトバンクでのアプリケーションへの取り組みや今後リリースを考えているアプリケーション、さらには開発者の皆様に私たちが協力できる事などを、現在の弊社の状況と合わせてお話させていただければと思います。
- ■受講対象
全ての参加者
- ■プロフィール
1968年生まれ。BBソフトサービス株式会社 CTO兼シニアディレクタ
メインフレームアプリケーションからWebアプリケーションまで設計/構築/PMを10年経験。その後サーバベンダー及びストレージベンダーにてインフラ構築のコンサルティングを経て、2007年 BBソフトサービス社入社。現在は、同社にてシステム及び技術の責任者。
16:00〜16:10 休憩(10分)
16:10〜17:10
ゲストセッション2
「アップル セッション」
アップルジャパン株式会社 ワールドワイド デベロッパ リレーションズ
- ■概要
iPhoneの開発から配信までのTips/FAQの紹介を予定しています。
- ■受講対象
全ての参加者
17:10〜18:10
ディスカッション
「App StoreとiPhoneアプリケーションの現状と未来」
MOSA理事
- ■概要
「App Storeの現状をどう思うか?」「iPhoneアプリケーションの未来はどうなるのか?」「デベロッパーはどう対処すべきか?」などについて、MOSAの理事メンバーがそれぞれの視点で議論を展開いたします。
- ■受講対象
全ての参加者
18:30〜20:30 別室にて懇親パーティー
スケジュールは予告無く変更となることがあります。ご了承下さい。
第2日目 11月8日(土)
11月8日は、同時に2つのセッションが開催されます。参加者はどちらか一つ、好きな方を選んで聴講いただけます。
開催時間 |
ベーシックトラック |
会場 |
セッション1 09:45〜11:15 |
(有)パムリンク 代表取締役 松木 英一 |
9F-B |
セッション2 11:30〜13:00 |
新居 雅行 |
9F-B |
セッション3 14:30〜16:00 |
京都産業大学 コンピュータ理工学部 教授 荻原 剛志 |
9F-B |
セッション4 16:15〜17:45 |
Dream Garden Software 中野 洋一 |
9F-B |
13:00〜14:30は昼食・休憩時間です。
開催時間 |
アドバンスドトラック |
会場 |
セッション1 09:45〜11:15 |
HMDT(株) 代表取締役 木下 誠 |
9F-L |
セッション2 11:30〜13:00 |
(株)エイチアイ ミドルウェア開発部 日本Androidの会幹事 高橋 憲一 |
9F-L |
セッション3 14:30〜16:00 |
(有)オッティモ 代表取締役 小池 邦人 |
9F-L |
セッション4 16:15〜17:45 |
IAMAS(国際情報科学芸術アカデミー) 教授 赤松 正行 |
9F-L |
13:00〜14:30は昼食・休憩時間です。
ベーシックトラック
セッション1 09:45〜11:15
「App Storeデビューまでの長い道」
有限会社パムリンク 代表取締役 松木英一(MOSA常任理事)
- ■概要
App Storeで有料のアプリケーションを販売する際に米国へ提出する消費税関連の書類手続きについて、専門の知識を持たない中小企業やSOHO、個人の方がどのように手続きすればいいのかについて、解説を行います。また、iPhone Developer Program加入後に実行すべき作業に関する注意点も解説し、iPhoneアプリケーションのXcodeniyoruビルドと実機へのインストールなどについてもデモ致します。
- ■受講対象者
App StoreでiPhoneアプリを販売予定の方
- ■プロフィール
1953年生まれ。有限会社パムリンク 代表取締役。1980年にApple IIを購入して以来、Appleとの付き合いが続いている。1987年NIFTY-Serveのサービス開始と同時にMacintoshユーザーのフォーラムであるMACUS-Jを初代SYSOPとして主催。2003年に有限会社パムリンクを設立。2005年からiTunes Storeのレーベルとして活動し、楽曲や音声のデジタルコンテンツの企画・開発・流通事業を展開する。
セッション2 11:30〜13:00
「Cocoaを理解するためのオブジェクト指向入門」
新居 雅行
- ■概要
MacやiPhone向けのネイティブアプリケーションを開発するにはCocoaを利用する事になります。もちろん、言語やツールといった目立つところも重要ですが、いちばん重要なのは、フレームワークの機能を実現するためのオブジェクト指向プログラミングに基づいた概念を知る事です。オブジェクト指向の基本から、Cocoaに特有の概念、そしてInterface Builder書類をどう解釈すべきかということを交えて、本格的にプログラミングにかかるための基礎知識を解説します。
- ■受講対象者
Cocoa初心者/プログラミング中級者
- ■プロフィール
執筆、開発、コンサルティングを中心にIT関連のさまざまな業務を手がける。iPhone用ネイティブアプリケーション「郵便番号検索」をApp Storeオープン初日よりフリーで公開した。最近は、FileMakerやiPhoneを仕事の中心としつつ、Macを中心としたシステムインテグレーション等も行っている。アップル認定トレーナー(10.5)、アップル認定システムアドミニストレータ(10.4)、FileMaker 9 Certified Developer。
主要な著書に「Macintoshアプリケーションプログラミング」、近著に「FileMaker Server大全」がある。
セッション3 14:30〜16:00
「Objective-C入門」
京都産業大学 コンピュータ理工学部 教授 荻原剛志
- ■概要
Objective-C言語の初学者を対象に、言語の概要について説明します。メッセージ送信の構文や継承からはじめ、Objective-Cに特有のメモリ管理、カテゴリ、さらにObjective-C 2.0で導入された新しい機能にも触れます。アプリケーション開発との関係にも言及しますが、もっぱら言語中心に進める予定です。
- ■受講対象者
C言語の知識、オブジェクト指向の基本的な知識をお持ちの方
- ■プロフィール
大阪大学大学院基礎工学研究科修了。工学博士。大阪大学情報処理教育センターにて、NeXTコンピュータによる教育用計算機システムの導入に携わる。その後、奈良先端大、神戸大学、高知工科大学、大阪大学を経て2008年4月より京都産業大学コンピュータ理工学部教授。ソフトウェア開発環境、開発手法に関する研究、およびデータ圧縮、深層暗号等に関する研究を行う。ToyViewerなど、国際的に定評のあるMac OS X用ソフトウェアの開発者でもある。信州生まれ。
- ■概要
iPhone/iPod touchで動く簡単なゲームの作り方を実演いたします。プロジェクトの作成からアイコンの設定までをステップバイステップで解説します。また、ゲーム制作に役立つプログラムレシピもご紹介いたします。プログラマでない方でも、プログラミングの雰囲気を味わっていただけると思います。
- ■受講対象者
プログラミング未経験者、初心者
- ■プロフィール
埼玉県越谷市在住のプログラマ。エーアンドエー社を経て10年前にDream Garden Softwareを設立。Mac/Win問わず、チャレンジ精神で何でもトライしている毎日ですが、最近はiPhoneアプリの開発に魅了されています。ちょうどMacintosh SE/30でプログラミングを始めた15年前の感覚を思い出します。
※セッションの内容は、近々予定されているApple社のiPhone SDKのNDA解除の内容によって最終決定されます。現在ご案内の内容と変わることもありますので、あらかじめご了承ください。
アドバンスドトラック
セッション1 09:45〜11:15
「Core Animationの実践的テクニックと実例の紹介」
HMDT株式会社 代表取締役 木下 誠
- ■概要
Core Animationは、Mac OS XおよびiPhoneで利用出来る、アニメーションを行うための汎用的なフレームワークです。高度なアニメーションを、数少ないコードで実現することが出来ます。ですが、複雑なアニメーションをスムーズに動かすためには、Core Animationの特性を充分理解しておく必要があります。
本セッションでは、Core Animationでアニメーションを作成するときにどのような点を考慮すべきなのか、その実践的なテクニックを紹介します。また、Core Animationを用いたインタラクティブなアニメーション映像ソフトを、実務で利用した実例を紹介します。
- ■受講対象者
Cocoaプログラミングの経験のある方
- ■プロフィール
HMDT株式会社代表取締役。MacおよびiPhoneアプリケーションの開発を行う。開発を手がけたiPhoneアプリケーションは「駅探エクスプレス」、「Catch the Egg」など。著書に「たのしいCocoaプログラミング [Leopard対応版]」、「Happy Macintosh Developing Time 3rd Edition」など。
セッション2 11:30〜13:00
「iPhone における 3D アプリ開発」
株式会社エイチアイミドルウェア開発部 日本Androidの会幹事 高橋 憲一
- ■概要
iPhone では 3D グラフィクス API として OpenGL ES を使用することが出来ますが、3D グラフィクスエンジン MascotCapsule eruption を用いることで、より効率的な開発が可能となります。本セッションでは、MascotCapsule eruption を用いて 3D グラフィクスを駆使した iPhone 用アプリケーションを開発する方法について解説いたします。サンプルアプリケーションを通して実際にどのようなコードを書いていけば良いのかという点についてもお話ししたいと思います。
- ■受講対象者
iPhone での 3D グラフィクスを使用したアプリケーション開発にご興味のある方。
- ■プロフィール
株式会社エイチアイのソフトウェアエンジニア。日本 Android の会幹事。3D グラフィクスのプログラミングに携わって早10数年、最近は iPhone とAndroid の虜になり、暴走気味の毎日です。
セッション3 14:30〜16:00
「iPhoneアプリケーションのGUI構築」
有限会社オッティモ 代表取締役 小池 邦人(MOSA副会長)
- ■概要
iPhone用アプリケーションの開発はCocoa Frameworkを利用します。そこで採用されているGUI(グラフィカルユーザインターフェース)は、Mac OS X用のそれと共通点がありますが、メニューが存在しないなど大きく異なる点も見受けられます。またMac OS X側には、その仕組み自体が存在しない特殊な種類もあり、その有効活用がアプリケーションの出来を左右することになります。本セッションでは、2D描画などを含めたiPhoneアプリケーションのGUI構築について詳しく解説いたします。
- ■受講対象者
CocoaやObjective-Cの基礎を理解している方
- ■プロフィール
1960 年生まれ。(有)オッティモ 代表取締役プログラマー。Apple社とはApple II ユーザとして1980年以来のおつき合い。ソフトを購入するお金がなかったので欲しいソフトを自作していたら、知らぬ間にプログラマーになっていた。代表作に「ColorMagician」「キューティマスコット」「キューティアルバム」「キューティポケット」「GrandMusee」「MOMENTO」「QTJOY」など多数のパッケージソフトがある。「ああ早く引退したいぜ!」と呟きながら、今日もマックのコクピットに座る。(MOSA副会長)
- ■概要
iPhoneは多彩なイメージ処理を簡単に利用できますが、これに対してオーディオ処理はやや扱いにくいようです。しかし、効果音や音楽を用いることで操作性や使用感が向上する場面は数多くあります。そこで、このセッションでは、Audio ServiceやOpen AL&SoundEngineを用いて手軽に音を鳴らす手法から、Core Audioによるサンプル・フレーム単位の高度なハンドリングまで、いくつかのレベルを想定して最適なオーディオ処理を解説します。また、デジタル・オーディオやファイル・フォーマットなどの基礎知識に触れるとともに、制作に活用できる各種ツールを紹介します。
- ■受講対象者
CocoaやObjective-Cの基礎を理解している方
- ■プロフィール
1961年、兵庫県生まれ。メディア作家。神戸大学文学部哲学科心理学専攻卒業。神戸市役所ソーシャルワーカーを経て、1997年、岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)助教授に就任。2002年より同アカデミー教授。2006年、京都市立芸術大学大学院美術研究科にて博士(美術)を取得。
10代半ばよりエレクトロニクスを用いた音楽制作を始め、1980年からはコンピュータを使用、音楽だけでなく映像やネットワークなど様々なメディアへと制作範囲を広げる。特に、作品と鑑賞者の関係性や、作品自体の自律性に注目し、人とメディアの可能性を拡張することに興味を持っている。
代表作には、50台のコンピュータによって音と映像を提示する「incubator」、鑑賞者の時間体験をリアルタイムに映像化する「Time Machine!」、パフォーマーの身体をコンピュータ制御する「Flesh Protocol」、ラジオ放送を解読してロボットが演奏する「decipher」などがある。ソロやセッションによる演奏活動も多く、「2061:Maxオデッセイ」(共著)や「Cocoa+Java」などの著作もある。また、neumannpianoおよびThe Breadbaord Bandのメンバーとしても活動中。
近年はモバイル・デバイスにおける表現研究や、人と社会への影響の考察に取り組んでいる。特に、開発したiPhone用ネイティブ・アプリケーションは30個を超え、そのいくつかはApp Storeで公開している他、数十台のiPhoneによるパフォーマンス「Snowflakes」などの作品制作へと展開している。
※セッションの内容は、近々予定されているApple社のiPhone SDKのNDA解除の内容によって最終決定されます。現在ご案内の内容と変わることもありますので、あらかじめご了承ください。
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