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第7回「DEMOsa」レポート

2009年9月13日(日)、六本木の東京ミッドタウン内「インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター」におきまして、第7回「DEMOsa」を開催しました。今回も多くの皆さまにご来場いただき、大盛況の3時間となりました。

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※動画(YouTube)はスピーカーにご了解のとれたもののみ掲載しています。

「マンダラート ミーツ HMDT」
        HMDT株式会社 代表取締役 木下 誠

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マンダラートは、(株)ヒロ・アートディレクションズの今泉氏(写真右)が考え出した発想支援のメソッドで、過去HyperCardやNewton、Palmなどで実現されてきました。1年前、DEMOsaの会場で今泉さんとHMDT(株)の木下さん(写真左)が出会ったことをきっかけに、iPhone版の開発が実現したそうです。
マンダラートは、個人の頭の中を整理する道具です。iPhone版では、GETをタップすると、8つのセルに展開します。それぞれのセルの中に、中心のセルから発想できる項目を書き込むようにします。この基本構造を利用して、上や下の階層に移動しながら考えをまとめていくのです。テキスト以外にも写真や音声も記録できます。
デモでは、写真付きの読書メモとしての使い方(フォトリーディング)や、連続的な写真で、目的地までの道順を示す方、そして薬のデータベースを作る方の事例などが紹介されました。

アンケートより
・アイディアと実装の良い例だと思った。
・マンダラートに興味を持ちました。
・ 道順や医薬といった応用/活用方法次第で便利に使えると思った。
 AppBankのレビューでも理解しづらかったので今回見られて操作などもよくわかって良かったです。
・ 他の使い方をもっと知りたくなりました。
・ 愛用中です。

「シェアする読書メモ ブウク」
        プログラマ 井上隆行

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8月24日から公開されたmixiアプリ「ブウク」が紹介されました。
「ブウク」は、読書メモをみんなでシェア、自分が読んだ本についてコメントをもらったり、マイミクがいまどんな本を読んでいるのか知ることができるアプリケーションです。twitterのタイムラインのように読書のメモを登録していくことができます。そして、マイミクと共有もできます。引用も書き込め、他の人のメモが面白ければスターマークやタグをつけて管理することが可能です。
なお、mixiアプリは検索ができないそうで、興味を持った方は現在のところID(3479)で探すしかないようです。

アンケートより
・mixiアプリはキーワード検索できない事実におどろいた。
・mixiアプリは始まったばかりだったので、お話が聞けてよかった。
・使ってみようとおもいます。

「iPhone用ニュースリーダーの定番 “GNReader” と “GNReader Z”」
        株式会社フィードテイラー 代表取締役社長 大石裕一

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デモの冒頭、プレゼンターの大石氏より「うちの会社では、Windows禁止になっています。これは、社則です。」との発言があり、会場から笑いを誘っていました。
今回紹介された「GNReader」は、「自分たちで使いたいニュースアプリがない、そして、メディア横断的に比較したい」という気持ちからスタートした企画で、発案の翌朝にはサーバーサイドが出来上がり、夕方にはプロトも完成。なんと一週間後にはアプリをリリースし、これまでに10万ダウンロードを達成したそうです。
その高機能版が「GNReader Z」で、さくさく読み進めるための独自のインターフェースや、カテゴリーの変更=フィードの変更がワンタッチでできる点などが特徴で、iPhoneの標準ルーチンではなく独自のものを開発して組み込んでいます。後半には、現在開発途中のアプリも紹介されました。

アンケートより
・使用しています。
・ 夢のような仕事場ですね。
・ えきペディアほしい。
・ 愛用中。プロセスが素晴らしい!
・良く出来ているようです。試してみます。

「iPhoneアプリ『今日の地震』」
        東京農業大学大学院 南保 紀善(MOSA学生会員)

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MOSA学生会員の南保さんよりiPhoneアプリ「今日の地震」の紹介と苦労話が語られました。南保さんの専攻は農学で、プログラミングは趣味として始めたそうです。
「今日の地震」の開発は1年前から始めて、昨年11月にリリースしました。アプリを起動すると、今日起こっている地震情報を知ることができます。アプリ内で地図も見られますし、iPhoneの標準地図アプリでも表示可能です。開発当初、地震発生の情報データをどこから持ってくるかに苦心したことや、利用アクセスが予想以上に多かったためにデータ元からアクセスを遮断されてしまった失敗談(?)や、ユーザから知恵と情報をもらいながらサーバーサイドを改良した試行錯誤の過程が楽しく披露されました。最後に会場の皆さんへ「試行錯誤の連続ですが、iPhoneアプリ開発は楽しいので、皆さんもどんどん挑戦してください。」とのメッセージがありました。

アンケートより
・開発の現場感があってよかった。
・学生さんの作ということで驚きました。
・ 開発の裏話が良かったです。
・ 初心者プログラマーの開発ドタバタ話面白かった。
・ 愛用中。頑張って下さい!

「〜 デジタル配信の次なる提案 〜iPhone用グルメ店舗情報配信プラットホーム『グルリ』」
        株式会社ハンズエイド 代表取締役 小室 健

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iPhone用グルメ店舗情報配信プラットホームの「グルリ」が紹介されました。グルリとは、「グル」メとアプ「リ」からの造語で、個人経営や資本を持たないところが検索に引っかかるようにしたいと考えて開発したアプリだそうです。
グルリは、雑誌記事やムックなど、既存の編集されたコンテンツ(例えば「トンカツ特集」など)を配信するためのアプリで、グルリマネージャというCMSアプリを使って、契約者が自由に編集を行います。ブログを書いたことがあればお店や出版社が自分で編集できて、iPhoneの画面が作れるようになっています。グルリは、現在すでに7社と契約し、10月からサービス開始の予定だそうです。

アンケートより
・グルメ情報だけでなく、雑誌コンテンツを読みやすい形で配信するところに惹かれました。
・ 視点が面白い。
・iPhoneアプリの発展は今後こういうコンテンツのアイデア勝負になるのでは、と感じました。

「Mac mini で構築する世界最廉価?のステレオ映像システム」
        NandJ inc. 共同代表 いけだじゅんじ

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北海道から出演のいけださん(MOSA会員)よりMac miniで構築したステレオ映像システムや3D写真・動画が紹介されました。今回のプレゼンでは事前に偏光メガネが配布され、聴衆の皆さんには立体視でデモを見ていただきました。いけださんからは、個人が安価にステレオ映像を楽しむためのデバイスやシステムはとして「ある程度の人数、たとえば10人を越えるような場合には、プロジェクターと偏光メガネの組み合わせが安価ですし、有効と思われます。」との提案がありました。(デモで利用したMac miniは、標準でビデオポートが2つありますので、そのまま2台のプロジェクターがつなげる点が大きなメリットです。)
リアルな3D写真や動画に会場からは多くの歓声があがっていました。

アンケートより
・楽しかったです。
・仕組みの紹介もお聞きしたかったです。
・ 効果がはっきり体感できてびっくりしました。
・ 実際に体験出来るのがよかった。
・3Dたしかに見えました。
・ 素晴らしいの一言につきます。(同様意見あり)

「Finepix REAL 3Dシステム 商品企画とデザインコンセプトご紹介 」
    富士フイルム株式会社 デザインセンター コンシューマープロダクトデザイナー 酒井裕之
    富士フイルム株式会社 電子映像事業部 商品部 課長 岩田治人

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裸眼で3Dを楽しめるデジカメや鑑賞ビューワーなどの「FinePix REAL 3D システム」が紹介されました。3D映画館は今や日米合わせて1000館となっており、また、携帯やテレビ、ブルーレイ、ゲームの世界でも3Dコンテンツの開発が進んでいます。「FinePix REAL 3D システム」は、カメラ、ビューワー、プリントの統合的なシステムで、撮る、見る、残すという一連の流れを意識して作られました。今回紹介された3Dカメラ「REAL 3D W1」は、構想に10年をかけ、開発にも2ー3年かけた製品だそうです。
デザインに関しては、テーマである「驚きの新映像体験」を外観からも感じられるように、横長でしっかり持てることや、左右に操作部を置いてセンターにLCDを配する基本レイアウトを、最初のスケッチから踏襲したとのこと。外装の質感にも高級感と本物感を醸し出すように何度も試行を重ねたそうです。

アンケートより
・未来を感じます。マーケティングの話をきけて良かったです。
・カメラの中がみれてよかったです。
・製品への思い入れが伝わってきました。欲しくなりました。

「なければ作れ、電子ガジェット用アクセサリ」
        テクノロジーライター・AssistOnアドバイザー 大谷 和利(MOSA副会長)

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自分のニーズにより生まれたハンドメイドのガジェットが紹介されました。たとえば、本デモの前に紹介されたREAL 3Dカメラも、標準ではハンドストラップしか取り付けられませんが、やや大きく重いので、海外旅行などでうっかりどこかに置いた隙に盗まれるという危険性もあります。そこからの発想で首から両吊り用に、長さや穴の位置がぴったりになるようなパーツを探し出し、さらにカメラ側の開口部(バッテリー、メモリカード、端子類)を塞がないように工夫してみたそうです。さらに、iPhone 3GSではビデオ撮影が可能になりましたが、動画の撮影には手ぶれと電池の消費が心配です。そこで、iPhone用の充電池をグリップとして利用することを考えたそうです。パワーサポートのエアジャケットをベースにiPhone用充電池(グリップ)を合体して作成されていて、どのパーツも手軽に手に入るものばかりです。大谷氏からは「プログラムや電子回路の知識がなくとも、工作系のカスタマイズは可能ですし、面白いものです。皆さんにもお勧めします。」とのメッセージがありました。

アンケートより
・この手のハードを作るイベントがあっても面白いかもと思いました。
・ 「なければ作れ」確かにそうですね。最近自分で何か一から作る事を忘れていました。
・ 両づりが標準と思っていました。まさか自作とは…
・ ハンディビデオの発想、面白かったです。
・アイディアをものとして結実させるのは難しいですね。

「GTDによるToDo管理ツール Things Mac」
        株式会社ネットジャパン 商品企画部 Mac製品チームリーダー 出沼 巳紀夫

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Get Things Done(GTD)の考え方に沿ったToDO管理ソフト「Things Mac」が紹介されました。この種のソフトは、ToDoを作るのが面倒だと使われなるので、「Things Mac」は、それを簡単に行えるように、ボタンを押すか、スペースバーを押すだけでToDO項目が作れるように配慮したそうです。
また、ソフトが起動していれば、ウィンドウが表示されていなくてもクイック入力が可能です。
様々なコンピュータ上の資料とToDoをつなげていくこともできますし、Webページも同様で、メールともリンク可能です。ToDoの分類にはタグ機能を利用します。その管理や利用は、エリア(責任範囲)によって行えるようになっています。Mac OS Xでは、ドック内のアイコンにToDoの数がわかるDockカウント機能も備えており、iCalとの連携機能や、外出時に便利なiPhone版もあるそうです。

アンケートより
・Webとの連動は欲しいと感じました。
・是非試したくなりました。
・GTDをはじめて知った。

「カナダからのアプリ 〜アニメーションを学ぶためのアプリケーション〜」
        まつばらあつし・お絵描き屋さん&文字書き屋さん/時々ガッコの先生

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描いた絵を動かすというシンプルな提案をするソフト「Flip Boom」と「Animation ish」が紹介されました。日本では、ようやく個人表現としてのアニメーションの学校が充実し始めてきましたが、実はアニメーション教育の点で進んでいるのはカナダで、世界的アニメーション作家を輩出しているそうです。
今回デモが披露されたTOON BOON ANIMATION社の「Flip Boom Clqssic」は、とても分りやすいシンプルなアプリで、画面に何かを描くと自動的に次のコマができて、次々描いていくことができます。QuickTimeやWeb用、iPod用の書き出し機能もあって日本円で3,700円くらいです。
次に披露された「Animation-ish」は、使っていくうちに機能を増やしていけるのがポイントで、自分の上達度にあわせて3つのレベルが設定できます。(日本円で5,000円くらい)
この2つのソフトは今のところ日本では買えないそうですが、まつばらさんからは「とても素晴らしいソフトなので、ローカライズや日本語版が作れればと思っています。」とのメッセージがありました。

アンケートより
・面白いアプリの紹介、ありがとうございました。日本でも手に入るといいのに…
・こういうコンセプトのアプリをもっと日本の開発者にも作っていただきたいです。
・ご本人のアニメーションがみたかった。

「xiao開発ウラ話」
        株式会社アクシス デザイン部 プロダクトデザイナー 飯塚 友惠

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アクシス社のプロダクトデザイナー・飯塚さんよりタカラトミーのプリンタ付きデジタルカメラ、xiaoのデザイン開発の過程についてその苦労話などが披露されました。
この製品の発端は、ZINK社のゼロインク技術によって、プリンタユニットが電池ボックス程度に小さくなったことにありました。それを前提としてデザインを考えたそうです。「カメラとプリンタの一体化」というコンセプトを実現しようとすると必然的にサイズが大きくなるので、これをかっこよく見せるために工夫したことや、デザイン決定までの道のりには、外観を正方形にしたり、プリントユニットを背面にしたものも発想してみたり、という
試行錯誤の経験があったそうです。また、当初はアクティブな女性向けの製品として構想されていたそうで、そのイメージで作成された当時のプレゼン資料なども紹介いただきました。

アンケートより
・一つの製品デザインが出来上がるまでのお話、すごく面白かったです。
・デモも是非見たかったです。
・まさかXiaoのお話を聞けると思いませんでした。有難うございました。

懇親会の様子

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今回も沢山の方が終了後の懇親会に参加してくださいました。

ご報告

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皆さまよりお寄せいただきました1コインカンパ(運営支援金)は、34,582円になりました。
皆さんの暖かいお気持に心より御礼申し上げます。

お忙しい中、お集まり頂きました皆さま、ご参加ありがとうございました。
次回の「DEMOsa」にもどうぞご期待ください!