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雰囲気メガネ デベロッパーミーティング レポート(7/23)

2016年7月23日(土)、東京・五反田の清泉女子大学におきまして、「雰囲気メガネ デベロッパーミーティング」を開催致しました。当日は多くのデベロッパにご参加いただき、大変熱気あるミーティングとなりました!

デベロッパミーティングの様子

ウェアラブルやIoTの斜め上を行く、雰囲気メガネの初めてのデベロッパーミーティング。最初の講師は、メディア作家、IAMAS教授、IT企業の顧問と多面的に活躍されている赤松正行さんです。サイクリングウェアを着こなした出で立ちで、ユーモアを交えた内容に、参加者の皆さんも大いに楽しみました。自己紹介で語られたメディア・アート表現は、雰囲気メガネにもつながるもので、みなさんのアプリケーション開発の発想がひろがったのではないでしょうか。雰囲気メガネの開発経緯では、当初メガネではなかったという裏話も披露され、みなさん興味津々の様子でした。
レクチャーでは、WWDC 2012の最後に映された「iOSアプリが人々の生活をどう変えたのか?」から、iOSデバイスとアプリが、視覚障害者のガイドを果たす内容が紹介され、雰囲気メガネのコンセプト、活動を妨げない、負担にならない、サポートすることなどが感覚的に伝わってきて、雰囲気メガネ活用のヒントになりました。
続いて自己紹介と、雰囲気メガネをどの様に活用したいかをミーティング参加者全員で発表しました。
「自分自身の状況を相手に知らせるために利用したい」「歩行時などのナビゲーション指示やスケジュールの通知として利用したい」「加速度センサーを使った姿勢制御に利用したい」「アイドルなどのライブ会場でのアピール等に利用したい」「障害者のサポートなど医療分野での活用を考えたい」「プログラミング教育の題材として利用したい」などたくさんの活用案が発表されました。

常に身につけるデバイスとして、全体的に生活を補助する使い方を考えている方が多くいらっしゃったのが印象的でした。
また、iBeaconデバイスとして利用できるファームウェアを開発中とのことで、どの様な活用方法があるかについても積極的な意見交換がなされました。
最後に次期バージョンの雰囲気メガネについて白鳥様より情報共有があり、現状のハーフリムタイプではなくフルリムタイプのデザインも進めているとのことでした。
1モデルだけではなく用途ごとに違う価格帯のモデルを出す事も検討されていて、さらに多くの方々に広く使っていただける可能性を感じました。

レクチャーに続いて、個々に持ち込んだMacBookを使って、実際にXcodeを動かしながら雰囲気メガネのアプリ開発に挑戦しました。
参加者全員に実機が配布されましたので、一時的ではありますが清泉女子大学が雰囲気メガネ過密地域に…
ペアリングするにもどれが自分のメガネかわからなくなり、最初は戸惑いもありましたが、皆さん慣れてらっしゃるのか特に混乱もなく実習がスタートしました。
SDKはサンプルコードも付属しているのでとてもわかりやすく、メガネを好きな色に光らせるのにさほど時間はかかりません。
SDKの開発者も会場にいらしたので、個別に質問出来てとても有意義でした。
会場では音声に反応して発光するアプリをその場で開発した強者もいらっしゃって、参加者のレベルの高さを感じました。
多くの参加者が真剣な表情で、何か作ってやるぞ!という力のこもった表情が印象的でした。

ご参加ありがとうございました!次回のMOSAセミナーにもご期待下さい!