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【日曜】中級セミナー:iOS 8を見据えたScene Kit入門

2014.8.3 2014.7.29

MOSAでは、「Scene Kit」の基本的な機能や、秋の大幅機能アップ・iOS 8搭載に向けて今後の可能性を解説する中級セミナーを開催いたします。

セミナー概要

「Scene Kit」は、OS X 10.8(Mountain Lion)で導入され、OS X 10.9(Mavericks)で拡張されたハイレベルな3DグラフィックFrameworkです。アプリ開発者は、直接OpenGLを使うことなく高度な3Dシーンの表示や操作が可能となり、3Dグラフィックスを利用したゲーム、ユーザインターフェース、ショーケース(展示)、プレゼンテーション、データ・ビジュアリゼーションなどに活用することができます。

秋にリリース予定のOS X 10.10(Yosemite)では、大幅な機能アップが予定されており、加えてiOS 8にも搭載されることが決定しています。本セミナーでは「Scene Kit」がiOS 8へ搭載されることを見据え、このFrameworkの現在の機能や、将来に向けた可能性を詳しく解説いたします。

セミナーは、「講師より」の欄に示している技術項目に関して解説をする予定ですが、その内容はiOSのバージョンアップやその他の事情等により変更される場合がありますので、予めご了承ください。

日 時:2014年8月3日(日)10:00〜12:30(休憩とQ&A含む)

会 場:渋谷区文化総合センター大和田 学習室

  東京都渋谷区桜丘町23-21
 (渋谷駅 西口[モヤイ像口]より徒歩約5-6分)

主 催:特定非営利活動法人MOSA

講 師:有限会社オッティモ 代表取締役 小池邦人(MOSA会長)

  • ■講師プロフィール
    1960 年生まれ。(有)オッティモ 代表取締役プログラマー。Apple社とはApple II ユーザとして1980年以来のおつき合い。ソフトを購入するお金がなかったので欲しいソフトを自作していたら、知らぬ間にプログラマーになっていた。代表作に「ColorMagician」「キューティマスコット」「キューティアルバム」「キューティポケット」「GrandMusee」「MOMENTO」「QTJOY」など多数のパッケージソフトがある。「ああ早く引退したいぜ!」と呟きながら、今日もマックのコックピットに座る。

定 員:40名

受講料:本セミナーは、すべて事前振り込みとなります。

MOSA会員 6,500円(※同時入会可)
MOSA学生/研究室会員 3,000円(※同時入会可)
一般 10,000円
学生 5,000円

【同時入会について】
年会費は法人会員50,000円、個人賛助会員10,000円、個人正会員12,000円、研究室/学生会員は無料です。(有効期限:ご入会日〜2015年3月末迄)

MOSAの研究室/学生会員(年会費無料)入会募集中!詳しくはこちら

対象者

・自作アプリで3Dグラフィックの表示や操作を利用してみたい方
・XcodeとObjective-Cの経験者

講師より(講習テーマ、内容)

Scene Kitは、3Dシーンを扱うためのハイレベル(Objective-C)な大規模Frameworkです。現在はOS Xでしか利用出来ませんが、次期バージョンはiOS 8にも搭載されます。Apple社の開発者用ライブラリには「Scene Kit Programming Guide」という、Scene Kit用のプログラミングガイドがありますが、残念なことにたった9ページしかありません。Scene Kitには、短期間でかなりの規模の新機能が追加されているため(急速に進化中)、仕様が完全になるまで正式なプログラミングガイドのリリースを控えているのかもしれません。そのため、そのプログラミングの詳細を把握するのはかなり難しい状況です。

現在、参考となる資料としては、Frameworkのリファレンスやヘッダファイル、WWDCで開催された関連セッション、そしてApple社から提供されているサンプルソースコードのみです。そのサンプルソースコードの1つに「SceneKit_Slides_WWDC2013」という大規模なOS X用アプリがあります。これは、WWDC 2013で開催されたセッション「What’s New in Scene Kit」のプレゼンテーション内容を、そのままScene Kitを使いアプリ(3Dビジュアル)化したものです。本セミナーでは、このサンプルアプリのソースコードを順次追いかけることで、以下の項目について解説をする予定です。

内容はiOSのバージョンアップやその他の事情等により変更される場合がありますので、予めご了承ください。

【OS X 10.8までの機能】
・Scene Kitに関する資料やリソース
・DAE(Digital Asset Exchange Documents)ファイル
・プレビューとQuickLookによるDAEの表示
・Scene Graphの仕組みと作成
・Sceneの表示と操作
・Nodeとアトリビュート
・Camera(視点)
・Lighting(光源)
・Geometory(3Dオブジェクト)
・SCNViewとXcodeでの開発やデバッグ
・Geometory(3Dオブジェクト)の作成
・Material(質感)とMaterialPropaty
・アニメーション(CoreAnimationとの関連)
・SceneやNodeに対するデリゲート(拡張処理)
・Materialのカスタマイズ(シェーダ差し替え)

【OS X 10.9からの機能】
・パフォーマンスツールの活用
・ベジュパスによるGeometoryの作成
・シェーダ・モディファイア(シェーダの部分修正)
・モーフィング(プログラムで作成可能)
・スキニング(DAEファイルからのみ)
・デプスフィールド(焦点と被写界深度)
・Core Imageフィルタの活用
・コンストレイン(移動や方向の拘束)
・アニメーションイベント

講座の進め方

セミナーはプロジェクターの画面と配布するテキストを使って進行します。MacBook等を持ち込んでいただくことも可能ですが、実際にコードを打ち込むようなハンズオンセミナーではありませんので、予めご了承ください。

申し込み

 ○以下のフォームに必要事項を記載し、お申込みください。
  折り返し、MOSA事務局から受付完了のmailをお送りいたします。

 ○締め切り 2014年7月29日(火)受付分迄
  (但し、締め切り日以前でも定員となり次第締め切ります。)
 ○申込後三日以内(土日祝日は除く)に、MOSAからの返信がない場合は、
  お手数ですが、事務局までお知らせください。

備考

 セミナー内容の録音・撮影はお断りしております。
 セミナーテキストの内容を許可なく流用することは、固くお断りいたします。

皆さまのお申込をおまちしております!