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MOSA Software Meeting 2014 レポート(10/31-11/1)

「MOSA Software Meeting 2014」は、10月31日(金)〜11月1日(土)の2日間にかけて行われました。
今年は「Swift, iOS 8, OS X Yosemite」をメインテーマに、2日間でのべ合計11セッションが、日本全国から約80名の参加者を集めて開催されました。

11月1日(2日目)のレポートはこちら


中野実行委員長より開会の挨拶

10月31日(金)

セッション1:13:10〜14:40
「ウェアラブルとモバイル・デスクトップ間連携が拓くアップル新時代」
     テクノロジーライター 大谷 和利(MOSA副会長)


講師の大谷 和利(MOSA副会長)

本セッションでは、まず最近のアップル社の動向に触れ、エンタープライズや教育市場でのiOSデバイスや他のデバイスを連携させた活用などを概観しました。続いてユーザー指向の変化、iOSにおけるインフラの拡充、アプリのクラウド化などのiOS市場の変化をおさえながら、2015年に発売予定のApple Watchの市場展開を含め今後のを占うお話が、業界の注目の人物や製品・サービスなどと共に語られました。

アンケートより

・最新情報が得られて良かったです。
・Appleの思惑や展望が分かり、大変参考になりました。
・新たな取り組みをい色々と紹介していただき、大変刺激を受けました。
・最新の状況に関して把握できました。
・技術的な話にとどまらない最新の話が聞けて面白かったです。
・Appleの新しい方向性か見えた。
・今回も刺激的な内容で面白かったです。
・Appleの教育へのコミット具合の情報が◎
・新しい普段触れられないものを観ることができて、興味深かったです。
・いつもながら充実した内容でした。
・様々なテクノロジーの情報を手に入れられたのが有意義だった。Appleの野望も非常にエキサイティングで楽しかった。

セッション2:14:50〜16:20
「『雰囲気メガネ』〜 Ambientな情報提示 〜」
    株式会社三城ホールディングス Digital Device Solutions チーフ・ エバンジェリスト 河村 和典 氏
    株式会社 Matilde 代表 白鳥 啓 氏


講師の白鳥啓氏(左)と河村和典氏(右)

本セッションでは、スマートフォンからの情報を光と音で伝えるウェアラブル端末「雰囲気メガネ」のプロジェクト発足の経緯と今後配布予定の開発者用のSDKについて2名の講師からお話がありました。メガネ販売を本業とする企業が考えたウェアラブルデバイスということで、デザインや機能にもこだわりを感じさせるお話でした。今後の応用について会場からも様々なアイデアや意見が寄せられていました。

アンケートより

・開発時にどのように考えたのかが、非常に参考になって良かった。
・光るだけと言う話でしたが、セッション中も話に出たようにアイデア次第で色々な使い方が出来ると感じました。
・メガネ好きなので共感できました!人に優しいウェアラブルが普及する日が楽しみです。
・色々なセンサーを使えそうなのでメガネ以外のデバイスとしても興味があります。
・機能を削ってシンプルにする過程に共感できました。
・さすがメガネのプロフェッショナルだなとうなづく事ばかり。安易に機能や派手さを求めないのはホント大切な事ですね。
・シンプルな機能にデザインしたことが好感
・単なる発明者視点でなくメガネ屋さんとしての考えを盛り込ませているところが考えさせられました。
・早く製品化していろいろな分野で利用できるようになって欲しい。

セッション3:16:30〜17:40
「iPad でペン入力を! iPad におけるペン入力とデジタルインク開発」
     株式会社ワコム ジャパン・アジアパシフィック統括本部 タブレット営業本部
     マーケティング部 テクノロジーマーケティング Gr マネージャー 新村 剛史 氏


講師の新村剛史 氏

本セッションでは、非常に細いペン先を実現したスタイラスペン Bamboo Stylus finelineとiPad向け高性能スタイラスペン Intuos Creative Stylus 2の概要が説明されました。続いてこれらのスタイラスをiPadで活用するための開発方法と動作の仕組みが解説されました。後半は、デジタルインク技術WILLについても紹介され、タブレット上での筆記技術の最新情報を得る大変興味深いセッションとなりました。

アンケートより

・WILLに関するお話が面白かったです。
・今後のSDKの提供に期待できる。
・新しい発見がいっぱいありました。
・デバイスもSDKも興味深いです。
・SDKの取り組みを初めて知ったので面白かったです。
・署名への可能性、自分のアプリへの適用などトライしてみたいSDKのご紹介、ありがとうございました。
・スタイラスペンは利用しているが、ペン先が細いのに非常に魅力を感じた。
・自分でも作りたくなりました。
・ペン入力について技術的な知識がなかったため、興味深く聞かせていただきました。

懇親パーティー

初日の夜には、参加者全員を対象とした懇親パーティーが催され、参加者同士の交流が図られました。

乾杯の様子

和やかに歓談中。この懇親パーティーは、例年貴重な情報交換の場となっています。

2日目の講師紹介

2日目を担当する講師から翌日のセッション紹介をしていただきました。

ベーシックトラック講師


上段左から、熊谷友宏氏(セッション1)、中野洋一氏(セッション2)、
下段左から、高橋政明(セッション3)、平井博明氏(セッション4)

テクニカルトラック講師


上段左から、木下誠氏(セッション1)、小池邦人(セッション2)、
下段左から、細谷日出海氏(セッション3)、林晃氏(セッション4)

参加者のミニプレゼン

今年もMSM参加者によるミニプレゼンコーナーを設けました。楽しいプレゼンの数々に、皆さん大盛り上がりでした!

福島大学 篠田伸夫先生


篠田先生からは学習指導要領に準じた教材コンテンツを提供する「teiten2000 プロジェクト」と,今後展開を検討しているスマホとセンサーを使った協調学習キットの構想が紹介されました。

横堀雅之さん


横堀さんからは、IoT(Internet of Things)機器を簡単に開発できるガジェット「Kinoma Create」と11/25に開催されるミートアップイベントの紹介がありました。

PFUソフトウェア株式会社 高木真吾さん


高木さんからは、開発を担当されている「SnapLite」を持込んでいただき、ライトと連携してきれいな写真を撮影するためのiOSアプリのデモを披露いただきました。

ブラザー工業株式会社 國本 慎太郎さん


國本さんからは、ブラザーが提供するスマートフォン・タブレット向けの無料アプリ「Brother年賀状プリント」を披露いただきました。iPhoneで簡単に年賀状が作成できるデモに皆さん興味深々でした。

岸川克己さん


岸川さんからは、iOS 8のExtension機能を使って、Todayウィジェットに地図を表示するアプリがデモされました。Extensionの可能性を大いに感じる興味深いデモでした。

11月1日のレポートはこちら


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