MOSA Multi-OS Software Artists

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ごあいさつ

 

2018年4月に新しいMOSAがスタートしました。
前身のMOSA(Macintosh OS Software Association)の誕生から25年になります。

会員の皆様の中には、インターネットが普及する以前から、プログラミング、ICTに関わっている方も多いと思います。
私自身もそうですが、ワクワクしたことがたくさんありました。
ただ、このところ、プライバシーをはじめ、いくつもの課題、問題が生じています。
かつてはパーソナルコンピュータ、ICTには膨らむ夢を託せましたが、不安や困惑に接する場面も多くなりました。
これから接する人たちは、ワクワクすることは限られているのではないかと、残念に思っています。

プログラムする立場からすると、例えば iOS の Framework は数も増え巨大になりました。ユーザーが求める機能やレベルも高まり続け、さらにプライバシーへの配慮も求められます。
AR拡張現実、A.I.・機械学習、プログラミングの義務教育を始め、社会との関わりや求められる内容も異質になりました。
これらは、ひとりはもちろん、団体であっても、そのすべてをカバーすることはもはや不可能です。

ただ、技術的な面では、iPhoneの成功によりAppleのシェアは劇的に向上し、勉強会や各種セミナー、開発情報は恵まれるようになっています。あとは溢れる情報から、学びやすい環境が整うとと良いですね。
そしてプログラミングとICT、社会・ヒトとの関わり、一見関係しないような分野同士、点と点を結びつけ将来に対応していくことは、永遠の課題です。

このような変化で、MOSAに求められる、果たすべき役割も大きく変わったのでしょう。

今年、2018年は、ダグラス・エンゲルバートが、1968年に行った「The Mother of All Demos(すべてのデモの母)/The DEMO(ザ・デモ)」からちょうど50年です。
マウス、ウィンドウシステム、ハイパーテキストなど、現在のパーソナルコンピュータ、インターネットはここから始まったと言えるでしょう。エンゲルバートは、パーソナルコンピュータを「ヒトの知力を補強増大させる。」ものと捉えていたと理解しています。
その意味では、私たちには、とりまく環境がより複雑になり続ける世界において、これからのコンピューティング、プログラミングは、50年前にエンゲルバートが提示した概念、ヒトの知力の拡張、それもヒト同士のつながりで知力を増強することが、いよいよ必要になると考えます。

MOSA誕生から25年、エンゲルバートの歴史的デモから50年、このタイミングで再スタートするのは、MOSAにとって、すばらしい機会を与えられたのでしょう。
いままでのワクを超える「新しいMOSA」を、みなさまとで一緒に創り上げていきましょう。

平成30年11月 MOSA暫定代表 いけだじゅんじ

 

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