2018年12月10日、東京都港区慶應義塾大学三田キャンパスにおいて、アラン・ケイの基調講演をロンドンからの遠隔中継、それに引き続き、同氏を交えてのパネルディスカッションが開催されました。
このシンポジウムは、インターネット商用化25周年とダグラス・エンゲルバートの 「The Demo」 50周年を記念するシンポジウムです。あらためてコンピューティング未来へのスタートとなりました。
MOSAでは、この開催趣旨に賛同し、アラン・ケイの基調講演とその後のパネルディスカッションの同時視聴を東京・神田、北海道・札幌で開催いたしました。
MOSA独自の企画として、アラン・ケイによる基調講演の前に、彼が描いてきたパーソナル・コンピュータについてレクチャーを実施。
このレクチャーは、北海道・札幌会場から、東京・神田ラボ会場に、facebookライブで行いました。
終了後も、各会場にて、視聴しての感想や、疑問、背景など参加者同士で、共有、話し合いがなされ、これからのコンピューティング、プログラミングを考え、取り組む良い機会となりました。
アラン・ケイの基調講演では、このシンポジウムの趣旨の通り、ダグラス・エンゲルバートのデモと、また同氏の1962年の論文、Augmenting Human Intellect: A Conceptual Frameworkが消化され、特にこの144ページの論文は必読であることが話されました。この論文には、デモでは紹介されていない、多くのヒントが書かれている。と語られました。
出版時オリジナルに基づくPDF
ハイパーテキスト(スタンフォード大)
MOSAでは、技術的なイベント、セミナーに加え、今後も、コンピューティングやプログラミングの未来を一緒に考える機会をもよおします。今回、参加された方はもちろん、残念ながら参加されなかった皆様も、どうぞ、次回をお楽しみにお待ちください。
MOSA会員
暫定代表いけだじゅんじ