MOSAについて
MOSAは、個々のデベロッパーがソフトウェアに関する最新技術情報を入手するのが困難だった時代に、何かしらの活動を通じて互いの知見を深める機会を得ようと設立されました。個人や企業単独ではアクセスできなかったソフトに関するコア技術やノウハウを、会員であるメンバー同士が協力し共有できるようにと色々な活動を展開してきたわけです。
その後、組織自体はNPO法人へと替わりましたが、その活動の主旨は今でも脈々と引き継がれています。現在ではインターネットも整備され多くの情報を簡単に入手できます。しかし、作業のキーとなる経験が不足したまま、表面的な知識のみでソフト開発を乗り切ろうとしても、そこに大きな困難が待ち受けているのは今も昔も変わりありません。
そのため、MOSAではオフラインでのメンバー間コミュニケーションを重視しています。多種多様のメンバーとのお喋り、質疑応答、相談や助言こそが最も大切だと考えているからです。また、仕事は抜きにしてプログラミングに興味がある方々にとっても（学生さんなど）、実践で活躍するプロの方々と接する機会は刺激的な体験となるはずです。
ウェアラブルのような新デバイスも含め、ハードウェアの可能性を広げるためにソフトウェアの重要性がより高まっています。プログラミングの知識に加え、多方面の方々とのオフラインコミュニケーションを生かすための活動は、MOSAメンバー個々のアクティビティにかかっています。ぜひ、多くの方にMOSAへ参加していただき、我々と一緒に摩訶不思議なソフトウェアの世界を満喫していただければと願っています。
平成27年6月 MOSA会長 小池邦人