WWDC 英会話&異文化マナー講座 レポート
2009年6月3日(水)、東京都目黒区の大橋会館におきまして、WWDC参加の学生・社会人を対象に「WWDC 英会話&異文化マナー講座」を開催いたしました。
当日は講師を含む総勢7名で、WWDC参加にすぐ必要な英語コミュニケーションを約2時間半に渡ってロールプレイ中心に練習しました。
当日の講座の様子。みんな最初はとても緊張していましたが、講師の八巻さんやダニエルさん、アンドレスさんが楽しく教えてくださいました。
1.海外での危機管理と第一印象
英語実習の前に「日本文化との違い」と「海外での危機管理」について、講師の八巻さんからレクチャーしていただきました。「自分の身は自分で守る」「時間・場所・状況に応じた行動をする」「滞在先の地域を理解する」「ホームレス対策」などがポイントとして事例とともに解説されました。
危機管理に続いて、相手に「よい第一印象」を持ってもらう為の第一歩「How to Shake Hands(握手の仕方)」について学びました。
講師のダニエルさんが初対面の挨拶の事例をいくつか紹介しながら、第一印象の重要性と「よい握手(強すぎず、弱すぎず、しっかり)」について解説してくださいました。
2.自己紹介とsmall talk
次のステップは自己紹介とsmall talkです。small talkでは、「WWDC会場で見知らぬ二人が出会ったら…」というシチュエーションを想定し、「質問をされたらその答えを述べる+相手に質問で返し、会話をキャッチボール式に続ける」会話を練習しました。
「…は好きですか?」「…についてどう思いますか?」と質問された時には、答えとともにその理由(Because…)も述べるというパターンを練習したのですが、皆さん、答えるのに精一杯でBecause以降の言葉がなかなかスムーズに出ずに苦労していました。
講師のアンドレスさん。(左)
「こんな時ネイティブならこう言う」という実践的なフレーズを沢山アドバイスしてくれました。
スムーズに話したいのに、緊張でなかなか言いたい言葉が出て来ない!(右)
カリフォルニアの文化や、small talkの話題で注意するべき点もアドバイスされました。(左)
ロールプレイを何度も練習します。少しずつ慣れて来た!?(右)
3.最終チェック
最後に「第一印象」「挨拶と握手」「自己紹介」「small talk」を一通り行い、今日学んだことのチェックです。八巻さんから暖かい励ましの言葉をもらって、今日の講座は終了!お疲れさまでした!
参加者の声
英語の使い方だけでなく、現地の人の会話の特長や「名刺は最初に渡すものではない」「握手が弱いと変に思われる」等の話が聞けた事が良かったです。大変興味深かったですし、習慣や思考が日本人と異なることへの考慮や適応が必要な事は参加しなければわかりませんでした。
ネイティブスピーカーの先生方と会話の機会がたくさん持てて満足しています。また、普段通っている英会話スクールは特定の文法などをテーマにした話が中心ですが、今回はそういった内容ではなく話術やリレーションシップの構築など心構えやノウハウ的な内容が中心となっており、大手のスクールではあまりやらないような内容なので有意義だったと思います。WWDCへの助走として大変に良い内容でした。
ただ単に英会話をするのではなく、いかに相手の文化や習慣を知ってビジネスで活かせる会話をするか、ということに重点が置かれており、今後の英語の学習方法を考え直すきっかけになりました。
またWWDC参加を前にとても良い刺激になりました。
想像以上に実践的な内容で、非常にためになりました。Small Talkからはじめ、自己紹介につないでいく流れや、キャッチボールのように会話を進めるという方法、「意見+理由」という構成で話すこと、WWDCでよく質問されるであろうフレーズ、会話の切り上げ方など、今回の講座で初めて知ったことがとても多かったです。座学で習うのではなく、実際に練習しながら学べたところも、理解が深まる要因だと思いました。
学生の皆さん、ご参加ありがとうございました!WWDCでは学んだことを活かせましたか?