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シャープ ロボホン MOSA会員向け特別説明会 レポート(6/3)

2016年6月3日(金)の夜間、東京都渋谷区の渋谷区文化総合センター大和田におきまして、「シャープ ロボホン MOSA会員向け特別説明会」を開催致しました。

イベントの様子

本イベントは、告知期間が短かったにもかかわらず合計18名の参加者があり、皆さん、和気藹々とした雰囲気の中で、開発元であるシャープさんのお話と技術情報に熱心に耳を傾けました。
シャープさんからお越しいただいたのは、コミュニケーションロボット推進事業センター商品企画部のチームリーダーである景井美帆さんと、同ソフト開発部主事の和田浩志さんです。
まだロボホンの実物をご覧になったことのない参加者も多かったため、前半は景井さんからの製品に関する概要や基本機能の説明を中心に進め、3台の実機を使ったハンズオンを挟んで、後半では和田さんよりロボホン用アプリ開発の大まかな流れやSDKに関する技術情報、サンプルコードなどを紹介していただきました。


ロボホンプロジェクトの中心的存在である景井美帆さんと、キャリングケースの中で可愛らしい仕草をするロボホン。(左)
前半は、ロボホンの概要と機能紹介を中心に進行(右)


ロボホンは話しかけることで、歩いたり、踊ったり、動いたりします。(左)
5歳児のキャラクター設定がなされた愛らしいロボホンに、参加者全員が思わずカメラを向けました。(右)

ロボホンは電話なので、もちろんかかってきた電話を取り次ぐことができ、自分で話しているようにジェスチャーを交えながら会話を楽しめます。(左)
また、音声認識によってメッセージを作成して送信することも可能で、文章の中からキーワードを拾って、適切なジェスチャー付きで読み上げてくれます。(右)


「写真を撮って」と呼びかけると、頭部のカメラで顔認識をしながら撮影してくれます。(左)
そして、「プロジェクターで映して」といえば、写真アルバムをピント調整不要のレーザープロジェクターで投影します。(右)


プロジェクター投影時には、子供がいたずらしないように顔認証によって安全性を確保し、レーザー光が目に入らないように床面に映しますが、このように壁に大きく映すこともできます。(左)
ロボホンは音声の解析や認識をクラウドベースで処理しており、基本機能を利用するためにはココロプランという専用サービスへの加入が必要です。(右)




ハンズオンでは、参加者の皆さんが本当に楽しそうにロボホンとの様々なコミュニケーションを試していました。

会場の撤収まで多少の余裕がありましたので、最後に再びハンズオンを交えながらの質疑応答や、懇親的な時間を設けました。
特にSDKに関しては、実際の公開や提供は6月末に開始予定のため、セミナーの時点では機密事項も含まれており、その部分はレポート内で公開することができません。つまり、今回参加された方々のみが一般よりもひと月近く前に知ることができたわけで、この時期にセミナーを開催した意義は大きかったと考えます。
製品発売開始直後のお忙しいときに講師を引き受けていただいた景井さん、和田さん、ありがとうございました。


和田さんによる開発の流れとSDKの解説風景(スライドの画面はボカしています:左)
理解が深まったところで、再びハンズオンを行いました。(右)

ロボホンの耳と胸のパーツは取り外し可能となっていて、着せ替えアイテムなどでも盛り上がりそうです。

景井さん、和田さん、貴重なお話をありがとうございました!