2008年7月13日(日)、六本木の東京ミッドタウン内「インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター」におきまして、第3回「DEMOsa」を開催しました。
※動画(YouTube)はスピーカーにご了解のとれたもののみ掲載しています。
「600万画素級デジカメの魅力」
テクノロジーライター 大谷和利(MOSA常任理事)
プレゼンターが所有する4つの600万画素カメラ「エプソンR-D1、ソニーCyber-shot DSC-G1、サンヨーXacti DMX-CA65、カシオExilim EX-F1」を紹介し、600万画素カメラだからこそ発揮出来る魅力的な機能を幾つも解説されました。ひたすら画素数を多くしていく最近のデジタルカメラに対して再考を促す内容でした。
「教えます! “Drobo” のすべて!」
株式会社ネットジャパン 企画営業部 Mac製品グループ / IT推進室 井野 豊
WindowsまたはMac に接続するだけで設定の必要がない全自動ストレージロボット「Drobo」が紹介されました。容量が足りなくなった場合には、ファイルコピーの途中であっても、新しHDDを挿入すれば、何事もなかったように「Drobo」が自動的にボリューを調整し作業が継続されます。手間いらずのスーパー外付けドライブです。
「Newブラウジング体験」
popIn株式会社 程 涛
Webブラウザなどの閲覧時に自分の知らない語句、人名、住所などがあった場合、その部分を選択するだけで必要な情報を他のサイトから教えてくれるサービス・popInについてのDEMOが披露されました。popInは早くもiPhoneにも対応していることが紹介され、会場の皆さんは興味津々でした。
「プロ用文具のココロ」
信頼文具舗 和田哲哉
本DEMOでは、一般消費者は滅多にお目にかかることのないプロフェッショナル用の文具の数々が紹介されました。使用者のニーズに合わせて機能やデザインを特化した製品に会場からは驚きの声があがっていました。
「次世代Webサービス実験室『gooラボ』」
NTTレゾナント株式会社 ポータル事業本部 技術マーケティング部 望月崇由/廣嶋伸章
本DEMOではインターネット上での新技術やサービスの実験室である「gooラボ」の取り組みと、7月中にリリース予定の新しい実験「ブログ通信簿」について紹介されました。「ブログ通信簿」のDEMOでは有名人のブログを例に楽しみ方が紹介され、通信簿の結果に会場が笑いに包まれました。
「iCommons Summit 2008 が日本にやってくる!」
株式会社デジタルガレージ/Joi Labs 山崎富美
本DEMOではまず音楽や映像やイラストなど、創造的な作品に柔軟な著作権を定義するライセンス体系である「クリエイティブ・コモンズとはどんなもの?」かが解説され、ついで今年の夏にはじめてアジアで開催される「iCommons Summit 2008」について紹介されました。
「iPhone、ウケるデモシーケンス」
フリーランスITジャーナリスト 林 信行
本DEMOでは、まだ日本国内では知る人ぞ知るiPhoneの面白デモTipsについて紹介されました。iPhoneでのスクリーンキャプチャのやり方やキーボードでの連続文字削除の方法などが披露されると会場からは「おぉぉぉ〜」の感嘆の声が挙がっていました。
「SNS型自由な手描きWebホワイトボード・SaasBoard」
ニューロネット株式会社 代表取締役 前川博文
お絵かき感覚でWebページを作成できるSaaS型ホワイトボードサービス「SaasBoard」のDEMOが披露されました。DEMOでは六本木の会場と京都にいる相手とで一つのホワイトボードを使って、お互いの写真や地図、エクセルデータなどの書類、YouTubeの動画を共有する様子がライブで紹介されました。
「nintendoDS用ソフト KORG DS-10 で10分で1曲!」
株式会社キャビア 開発部サウンド 佐野信義
nintendoDS初の音楽制作ソフト「KORG DS-10」を使って、実際に会場で簡単に1曲を作り上げてしまう様子が紹介されました。DEMOでは来場者のお二人に飛び入り参加していただき、難しい操作方法など分らなくても直感的に曲が作れてしまう楽しさを実証していました。
「とにかく黙って全部録れ! 〜テレビ番組を一週間全部録画すると何が起こるか?〜」
株式会社PTP 取締役 籠屋 健
テレビを全チャンネル同時に、一週間丸ごと録画し続けるHDDレコーダー「SPIDER」が紹介されました。DEMOでは「SPIDER」の特徴として、単にテレビ番組を録画するだけのハードではなく、人名や番組名、企業名、商品名、その他キーワードを入れて検索することで「今までの自分の嗜好の枠組みを超えた新しい知識、番組、好奇心との出会い」を提供するサービスツールであることが強調されていました。
「HOLGA120用ポラバック『POLGA』開発秘話」
株式会社エー・パワー 代表取締役 安藤芳浩
日本ポラロイドにおられたときに、インスタントフィルム用のカメラが高価なモデルだけではユーザーの裾野が広がらないと感じ、トイカメラのホルガをベースにポラロイド用のフィルムバックを開発。そのデザインや設計の苦労話に始まり、独立されてからの改良への取り組みや、ポラロイド社のインスタントフィルム事業からの撤退という危機的状況を互換性のあるフジフイルム製品に切り替えて乗り切ったエピソードなどを、関係者のみが知る貴重な裏話も交えて話されました。
「TwelvePixels: 携帯電話でピクセルアート」
Sony CSL Ivan Poupyrev & Karl D.D. Willis
「携帯電話の小さな液晶画面」という制限されたドローイング環境だからこそ楽しめるピクセルアートのドローイングソフトが紹介されました。アイデアや工夫を凝らした作品の数々も披露され、来場者にも好評でした。
「Webで見る映画の本質 『河童のクゥと夏休み』はどう作られたか?」
株式会社 ボイジャー 代表取締役社長 萩野 正昭
アニメ映画『河童のクゥと夏休み』の各種資料を収録した「クゥの映画缶」を例に、映画と本が調和する新しい電子的出版物サービスが紹介されました。DEMOでは映画の本編のコマや絵コンテなどの多くの素材や資料を使って解説された「Web上のメイキング書籍」の一部が披露されました。
「ロンドンでオモチャと格闘中」
プロダクト・デザイナー サトウ ヒサオ
イギリス在住のため、当日に会場に登壇出来なかったプレゼンター本人から、イギリスでの活動の様子を伝えるスライド映像が紹介されました。
「舞台裏で動く EffecTV」
科学技術振興機構 研究員 福地健太郎
リアルタイムで動作するフリーのビデオエフェクター「EffecTV」が紹介されました。スクリーンに映ったスピーカーがエフェクトをかけられて透明人間になって消えたり、燃え上がったりする様子がDEMOされると会場からは笑いと驚嘆の声が上りました。また、イベントや舞台で活用されている事例なども合わせて楽しく紹介されました。
「弾きます『TENORI-ON』。弾けます『TENORI-ON』。やります『TENORI-ON』。」
ヤマハ株式会社 開発戦略室 技師 杉井 清久
「TENORI-ON」を使い10分間で一曲作るという実践講座です。ボタン操作を解説したパンフレットを説明しながら、どんどん曲が出来上がっていきます。発光ダイオードによる光のパレートの美しさと伴に、リズミカルな曲が奏でられる様子には会場全体がノリノリでした。
沢山の方が終了後の懇親会に参加してくださいました。
熱心にカメラの説明をする大谷和利さん(左)
あちこちでDEMOの製品について話に花が咲いています(右)。
「TENORI-ON」の音に乗せスクリーンには「EffecTV」でエフェクトが!なんでもありのコラボレーション状態!(左)。
こちらはキャビアの佐野さんが「KORG DS-10」の説明中。(右)
500円以上のご寄付をいただいた方にはお礼の気持を込めて「ソックドッグ」(右)作成キットをプレゼントいたしました。皆さまよりお寄せいただきました運営支援金は、18,893円になりました。
皆さんの暖かいお気持に心より御礼申し上げます。
お忙しい中、お集まり頂きました皆さま、ご参加ありがとうございました。
第4回は9月27日(土)開催です。
次回の「DEMOsa」にもどうぞご期待ください!