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MOSA Software Meeting 2013 レポート(11/29-30)

「MOSA Software Meeting 2013」は、11月29日(金)〜30日(土)の2日間にかけて行われました。
今年は「iOS 7の最新技術を学び、アプリ開発の未来を語り合おう!」をメインテーマに、2日間でのべ合計11セッションが、日本全国から100名以上の参加者を集めて開催されました。


11月30日のレポートはこちら

11月29日(金)

セッション1:13:10〜14:30
「iOS 7時代のデジタルライフスタイルと情報機器をめぐる最新トレンド概観」
テクノロジーライター 大谷 和利(MOSA副会長)


講師の大谷 和利(MOSA副会長)

キーノートセッションでは、iOSを含む業界の動向を洞察しながら、iOSと連携してライフスタイルに調和する様々な情報機器やソフトが紹介されました。全天周カメラ「RICOH THETA」や球形ロボット「Sphero」、医療業界での活用が期待される「LEAP MOTION」、更なる進化をとげる3Dプリンタなど、魅力的なデバイスの数々が今後の方向性と可能性とともに紹介されました。

アンケートより

・最新の機器の情報が知れて良かった。拡張現実のソフトに興味を持った。
・とても興味深いお話でした。自分でも欲しくなるようなよいものを沢山見せていただいて良い刺激になりました。
・トレンドを知ることができて良かったです。iPhone+何らかのデバイスとの組み合わせで色々の可能性がまだ考えられそうです。
・話が理解しやすく面白かった。社内でも、3Dプリンタなどが話題になることがあるが、最新の海外のトレンドがわかり、良かった。
・iPhoneの枠を外れたところのトレンドは面白く、色々と触発されました。
・最新のトレンドに疎かったので、とても助かりました。ありがとうございます。
・最新の機器を沢山紹介して頂き、非常に面白かった。
・沢山の新しい情報機器が出ているのを知ることができて良かった。自分も何か新しいものを作りたいと思いました。
・これからの方向性が見えた気がします。ガジェットやプロダクト(3Dプリンタ)等も動きが激しいので、認識を新たにいたしました。
・毎年変わらず興味深いもので刺激になります。3Dプリンタも色々なカメラも面白いです。何か考えたくなります。
・毎度斬新な切り口で良い刺激になりました。このセッションのためにMSMに参加しています。
・いろいろなジャンルの話が聞けて知見が広がりました。
・いつもながら面白い話題が沢山きけて興味深かった。
・最新の技術を知ることが出来て興味深かった。

セッション2:14:40〜16:10
「iOS 7 における UX の設計」ソシオメディア株式会社 取締役 上野 学 氏


講師の上野学 氏

本セッションでは、デザイナーの視点から、iOS7のユーザーエクスペリエンスを、どのように意識して開発していくかのポイントが語られました。セッションでは、iOS7でのフラットデザインの特徴を述べると共に、これからのUIの方向性となるモードレスデザインとの関係についても言及されました。また、ユーザーに使用してもらうことでユーザーに学習を促すイディオマティックデザインの考え方についても解説されました。

アンケートより

・UIのあり方について参考となる内容でした。
・分かりやすくて内容も面白い.上質なプレゼンでした。
・デザインの気づきが色々出来て参考になりました。(同様意見あり)
・よくあるUI論とは異なる視点からの話で面白かった。
・メタファーとイディオムの話が面白かった。名詞→動詞とかも参考になりました。
・iOSのデザインにおいて共感できる点が多く、面白かったです。
・プログラマの視点とは違う視点の話が聞けて新鮮だった。
・エンドユーザー様に何を提案すべきか、そのヒントを見いだすことができました。
・iOS7をどう考えるか、モーダル、モードレスの考え方はとても面白かった。(同様意見あり)
・ユーザーインターフェースについては、iOSは重要なことがわかってきました。
・UXの重要性があらためてわかりました。画面設計を練り直すよい機会となります。
・UXについて参考になりました。
・大雑把にしか理解していなかったUI/UXの知識が深まり非常に有意義だった。
・個人的にはiOS6のデザインの方がやはり好みでしたが、フラットデザインで注意すべきことなどわかりました。デザインセンスは今まで以上に必要そうなのでがんばります。

セッション3:16:20〜18:10
「iOS 7におけるBluetooth LEの活用法」合同会社わふう 上原 昭宏 氏


講師の上原昭宏 氏

本セッションでは、まず、Bluetooth Low Energyの歴史や互換性、iOS対応のここ数年の流れなど概要が語られました。またiOS7に標準搭載されたiBeaconについても触れ、開発にかかせない知識が惜しみなく披露されました。後半はプロトタイピングに使えるハードウェアが数種紹介され、Bluetooth LEを活用した開発の可能性を大きく示したセッションとなりました。

アンケートより

・上原さん、(2日目の)櫻井さん両方のセッションを聴いてやっとBluetooth LE、iBeaconを理解することができました。ソフトウェアだけでの活用は難しそうですが、デバイスとの組み合わせで色々出来そうと感じました。
・以前上原さんのお話をお聞きしましたが、今回もiBeaconを中心に新たな話があり勉強になった。
・ネットワーク的に専門外でついていけなかったが、新しい技術を聴け楽しかった。
・iBeacon、Bluetooth LEについてよくわからなかった部分がよくわかりました。
・しゃべり方は静かでしたが、とてもエキサイトしたすばらしいプレゼンでした。こんなにBLEが今は注目されているのかと気づかされました。これを活かさない手はないと思いました。
・BLEをあらためて知ることが出来てよかったです。(今までの規格と異なることを知りませんでした。)
・以前(講師の)ブログを見せて頂き、iBeaconのことについて助かりました。
・BLEまわりの未来がどうなるのか、少し見えた気がします。
・大変面白かったです。また次につながるポイントを見つけることができました。
・Bluetoothは利用者としての知識しかなかったので、内容は難しい部分もあったが、参考になった。
・Bluetooth LEはもう少し勉強してみたいですね。iBeaconは、直接の用途が業務でないですが、Bluetooth LEは何かないか考えたいです。
・他では得られない細かい内容ですばらしいです。
・Bluetooth LEについて初めて聴いたが、とても分かりやすかった。

懇親パーティー

初日の夜には、参加者全員を対象とした懇親パーティーが催され、参加者同士の交流が図られました。


中野実行委員長の挨拶

和やかに歓談中。この懇親パーティーは、例年貴重な情報交換の場となっています。

2日目の講師紹介

2日目を担当する講師から翌日のセッション紹介をしていただきました。

トラックA 講師

左上から、林晃氏(セッション1)、中野洋一氏(セッション2)、木下誠氏(セッション3)
(セッション4の所友太氏はスケジュールの関係で、やむなくご欠席でした。)

トラックB講師

左上から、櫻井洋一郎氏(セッション1)、高橋政明(セッション2)、
小池邦人(セッション3)、平井博明氏(セッション4)

参加者のミニプレゼン

今年よりお楽しみ抽選会の代わりにMSM参加者によるミニプレゼンコーナーを設けました。
楽しいプレゼンの数々に、皆さん大盛り上がりでした!

合同会社 イーヴァ 石橋 利也さん


石橋さんからはのせラジの紹介です。「のせラジ」は、Bluetooth Low Energy(BLE)技術に基づいており、対応スマートフォン・タブレットを利用して、無線でラジコン操作が出来るアイテムです。石橋さんは子ども向けの工作教室も開催しており、プログラミング学習の普及啓発活動も行っているそうです。

株式会社シフト 河村 信一さん


シフトの河村さんからは「カメレオンコード」というカラーバーコードの紹介がありました。この次世代バーコードは、QRコードに比べて約50倍の距離から認識が可能で、社員の入退室管理や製品の点検作業などへの活用が見込まれています。専用のリーダは必要なく、iPhoneやWebカメラなどで認識も簡易に認識が可能とのことでした。

太陽誘電株式会社 村上 修さん


太陽誘電の村上さんからは、Bluetooth LEの無線モジュールなどの実機を持込んでいただき、ハードウェアのご紹介をいただきました。2日目のセッションにBluetooth LEやiBeaconのセッションが控えていることもあり、参加者の皆さんの関心も高く、タイムリーなプレゼンとなりました。

大谷副会長よりSpheroの紹介


大谷副会長からは、キーノートで紹介のあったSphero(スフィロ)の実機によるデモがありました。Spheroは、iPhoneやiPadなどを使って操作可能な球形ロボットです。日本では9月に発売が開始されており、SDKも提供されているので、開発者のアイデア次第で、楽しいアプリが作れそうです。

11月30日のレポートはこちら


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