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MOSA Software Meeting 2013 レポート(11/29-30)

11月30日(土)

11月29日のレポートはこちら

セッション1:トラックA 10:00〜11:30

「開発者にとってXcode5は何が変わったのか」
アールケー開発 代表 林 晃 氏


講師の林 晃 氏

本セッションでは、まずはバージョンアップしたXcode 5の概要が解説されました。その後、ファイル編集、アセットカタログ、SCM連携強化、デバッガ、ユニットテストなどの機能強化された点を中心に解説がなされました。各機能ごとにデモをおり込んだ内容で、参加者がすぐに活用できるテクニックが分かりやすく紹介されました。

アンケートより

・Xcode5環境に移行する際の参考として有効な内容でした。
・知らない機能があり、分かりやすかった。
・CG Image(スライス)は経験者の実践的内容でよかった。
・気づかなかったことが網羅的にわかって助かりました。
・Xcode5に移行しているところで、テスト等、導入したい機能についての情報が得られてよかった。
・追いきれていないことを知ることが出来て大変助かりました。(同様意見あり)
・新機能で自分の知らなかったところを説明して頂き、非常に参考になりました。
・アセットカタログの説明よかったです。
・明日から使えるテクニック満載で、すぐに使ってみようと思いました。
・知らない情報が色々あったので、聴けてよかった。Doxygenのコメントはやってみたい。(同様意見あり)
・業務で使い始めたところなので、参考になった。
・こういう場でないと知ることが出来ず、なかなか自分では分からないので良かったです。
・声が聴きやすいし、画面も見やすくよかった。
・具体的な説明で分かりやすかったです。
・気がついていない便利な機能が紹介されていて役に立った。
・すぐに活かせる内容で良かった。

セッション1:トラックB10:00〜11:30

「iBeaconsとiOS 7のマルチタスク」
Retty株式会社 エンジニアリングマネージャ 櫻井洋一郎 氏


講師の櫻井洋一郎 氏

本セッションでは、1日目につづく内容として「iBeacon」を取り上げ、開発においてどのようなことが可能で、今までのBLEと何が違うのかなど、実装面においてのiOS7とそれ以前のコード解説の比較やデモを挟みながら、開発の基本が紹介されました。後半はマルチタスク(NSURLSession)の基本的な通信方法が紹介され、参加者へ具体的な開発イメージをつかんでもらう内容となりました。

アンケートより

・NSURL Sessionの知識がよかったです。
・90分は初めてということでしたが、中身は充実していましたし、分かりやすかったです。iBeaconは使う機会があれば、楽しい体験が出来るようにしたいです。
・1日目と同様、サンプルの動きが大変面白かったです。次につながります!
・マルチタスクのことについて勉強になりました。バックグラウンドでのダウンロードはiOS6では出来なかったので、色々なアプリで使えそうです。
・iBeaconの理解が深まりました。デモも面白くて分かりやすかったです。
・具体的事例が一番心に響いた。社に戻ったら早速企画を立ててみようと思う。
・説明、デモが分かりやすく、iBeacon実現へのイメージがわきました。
・iBeaconを使った開発をしてみたい。(同様意見あり)
・iBeaconアプリのアイデアがあったので、早速作成してみようと思います!
・Core Bluetooth、NSURL Connectionとの機能での○×△比較があると、なお助かります。BLEが見れたのは良かったです。イメージできました。
・バックグラウンドでファイルをアップロード、ダウンロード出来るのは感動です。是非使ってみます。
・自分がまだ学習していない範囲の話だったので、入門として良かったと思います。
・iBeaconについては、WWDCでも別セッションの中で少し触れられている程度だったので、一通りまとめてもらえたのは、ありがたかった。

セッション2:トラックA11:45〜13:15

「Auto LayoutとUIKit Dynamicsの活用」
Dream Garden Software 中野 洋一(MOSA常任理事)


講師の中野 洋一(MOSA常任理事)

本セッションでは、Xcode 5になって扱いやすくなったAuto Layoutについて、基本的な使い方が解説されました。アプリケーション開発の際に、実際どのように操作して実装していくのか、上手にこの機能を活用するためのノウハウが例題とともに紹介されました。後半は、iOS7から新たに追加されたAPIのUIKit Dynamicsについて、簡単なデモアプリを作る工程を披露しながら、フレームワークの基本的な仕組みや活用方法が解説されました。

アンケートより

・今まで理解できていなかったAuto Layoutの制約がよくわかりました。
・Auto Layoutを毛嫌いしていたのですが、好きになれそうです。練習してみます。
・サンプルが分かりやすく理解が早かった。
・僕もAuto Layout使わずにきているので、少しでも使う努力をしようと思いました。
・次案件で採用するので勉強になりました。
・これまではプロジェクト作成後、すぐにAuto Layoutをオフにしていましたが、工夫次第で細かい制御が出来ることが分かりました。自分でもトライ&エラーで頑張りたいと思います。UIKit Dynamicsは一発芸ですが、面白かったです。
・Auto Layoutはわかりにくかったので、助かりました。UIDynamicsは使ってみたくなりました。
・とても分かりやすくてよかったです。UIKit Dynamicsもやって正解だと思います。
・Auto Layoutのメリット、デメリットが理解できて良かった。UI Dynamicsも使用してみたくなった。
・Auto Layoutについてもう少し詳しく説明して頂けると、もう少し良かったです。
・Auto LayoutもUI Kitも何に使うかが問題ですね。UI Kitは良いアイデアが浮かばないかなと思わせます。振り子のデモは面白かったです。
・Xcode5になりAuto Layoutを使うようにしていたのですが、なんとなくでしか理解できていなかったので、勉強になりました。
・Auto Layoutは説明するのが難しい機能だと感じた。UIKit Dynamicsのサンプルは面白かった。
・新機能への取り組みとして有意義なものでした。

セッション2:トラックB11:45〜13:15

「Text Kitでできること」
有限会社快技庵 高橋政明(MOSA理事)


講師の高橋政明(MOSA理事)

本セッションでは、まずはText Kitの概要として、基本構造であるView、Text Container、Layout Manager、Text Storageなどを理解するための解説がなされました。続いてText Kitを使うためにやDynamic Type、レイアウト、ページング、マルチカラムなどのトピックについて、サンプルを参照しながら丁寧な解説がなされました。開発のための情報が少ない技術のため、参加者からは「貴重な機会だった」との声が多く寄せられました。

アンケートより

・フォントやグリフ等については、無頓着に使用していたので勉強になりました。
・TextKitの予備知識がないまま受講したので、テキストを追うだけで精一杯でした。自分のアプリに反映すべき機能が分ったので良かったです。
・自分が行なっている仕事と直接関係があるところだったので、大変参考になりました。
・情報が少ない分野なので非常に良かった。
・ナゾの多かったTextKitの貴重な情報をありがとうございます。
・サンプルが多いので、実際に実装するときに助かります。
・サンプル・資料説明など多数あり役立ちそうなセミナーでした。
・情報の少ないTextKitについて例も含めて目にすることができて大変参考になりました。
・中身の濃いクラスなので、、、最初の入り口をみさせて頂きました。
・ここでしか聞くことができない情報で助かります。
・ドキュメントの少ないTextKitの情報が得られて良かった。
・サンプルいただきましたので、帰って復習します。

セッション3:トラックA14:30〜16:00

「iOS 7およびOS X MavericksにおけるiCloudとCore Data」
HMDT株式会社 代表取締役 木下誠 氏


講師の木下 誠 氏

本セッションではまず冒頭にiCloud登場から今日までの技術的な流れが解説されました。続いて実際の開発のために必要なプログラミング環境の構築、OS XでのNSPersistentDocumentを使ったプログラミング、iOSでの、UIManagedDocumentを使ったプログラミング、iOSとOS Xで同期するiCloudプログラミングなどが、Core Dataの活用とともに紹介されました。

アンケートより

・iCloudの注意事項がためになった
・サンプルコードがとても勉強になりそうです。
・結論に同意です。また、Auto Save+CoreDataもかなり相性悪いと思いますが、この辺の話も伺いたいです。
・iCloud+CoreDataはゴール!と思っていましたが、実装の大変さを痛感しています。でも、1つ1つひも解くことでCoreDataとうまくつき合うことが出来そうです!
・CoreDataについて勉強し直す必要がでてきました。iCloudはMac、iOSで使いたいところです。
・iCloud対応をしてみたいです。CoreDataはまだよくわかりません。
・CoreDataについて基礎を私自身勉強しないと、と感じました。
・iCloud対応へのイメージが少し分った気がします。勉強しまーす。
・貴重なノウハウが聞けて有意義でした。
・iCloudのサンプルを参考にしたいと思います。
・iCloudの説明がわかりやすくて良かった。iOSのサンプル不備があれば改善して欲しい。
・使いこなすのが難しそうだ。興味深かった。

セッション3:トラックB14:30〜16:00

「Sprite Kitを極める」
有限会社オッティモ 代表取締役 小池邦人(MOSA会長)


講師の小池邦人

新しい2Dアニメーション(ゲーム)用のフレームワーク「Sprite Kit」について、まずはSprite Kitの構成と仕組みが解説され、この技術の基本部分を学んでいただきました。ついでSKNodeのサブクラスを用いる方法が、サンプルソースコードの解説とデモとともに紹介されました。後半はアクションやテクスチャ、パーティクル発生、や物理エンジンなどの応用部分が詳しく解説されました。

アンケートより

・サンプルが豊富でわかりやすい。
・前より簡単に動きを付け加えることができるので、ためになりました。
・正直何に使えばいいのか迷うが、面白いフレームワークだというのが分って良かった。
・Sprite Kitはまだ触ったことがなかったので興味がわきました。
・ドキュメントがいつも丁寧で良いです。Sprite Kitを使って簡単なものも作ってみたいです。
・技術は非常に面白いのですが、non-gameプログラマがどう活用できるのかが楽しみ。
・各フレームワークのクラス、メソッド、プロパティの一覧を調べると言う姿勢をあらためて学ばせて頂き、ありがとうございました。
・ゲームが作りたくなりました。Macでも使えるものなので、Macで色々試してみます。
・Sprite Kitの導入としてとてもよいセッションだったと思います。
・色々なアニメーションがあり、サンプルアプリをダウンロードして試してみたい。
・バグ情報やどのような場面で利用するとより効果的なのかなど、とても参考になりました。
・特に良かった(セッション)です。とても参考になりました。
・iOS7からの機能ということで今後の活用に役立つ情報が得られた。
・Sprite Kitを使うにはCoreAnimationやQuarzCoreの知識が無いと厳しいことが実感できました。
・今回もサンプルアプリが機能のカタログになっていて分かりやすかったです。今後のセミナーも期待しています。

セッション4:トラックA16:15〜17:45

「iOS 7 時代のUIKitの使いかた」
所 友太 氏


講師の所 友太 氏

iOS 7のUIデザインにおける3つのコンセプト「Deference」「Clarity」「Depth」について、個々に解説がなされました。そして各トピックに対応する実装方法が、デモも交えながら詳しく紹介されました。iOS 7においてのコンセプトが旧OSのデザインとの比較によって分かりやすく伝えられていました。

アンケートより

・OSのアップデート時にこういったセッションがあるといいと思います。
・実際のアプリに適用できる機能の話が聞けてよかった。
・Appleのインターフェースへの考え方についても話が聞けて良かったです。
・もう少しデモも加えてくれると、よりメリハリが効いて良かったと思います。
・ツールバー潜り込みのオプションはすごく助かります。
・iOS7のAppleの考え方、思想を明確に把握できた。
・iOS7にピックアップしたUIKitのアプローチはためになった。会社アプリ、自前のアプリに反映して行こうと思う。
・iOS7でのUIの考え方がよくわかりました。
・丁寧に分かりやすい説明でとても助かりました。ありがとうございます。(同様意見あり)
・UIKitについてあらためて認識することができました。iOS7での考え方も分ってきた気がします。
・UIKitの注意点について勉強になりました。ブラーはやってみたいですが、APIがないのは残念です。
・UIKitを使ったものを新規に使って出来ることと、iOS6、7併用するときについても分ると良かったです。資料のどこを説明しているか分かりやすい説明でした。
・サンプルがおおく、分かりやすかったです。1日目のセッションと合わせ、大変参考になりました。
・よく知っていたはずのUIKitでより深い理解が得られたように思えた。
・基礎的なUIの作り方が丁寧に説明されていたのでよかった。

セッション4:トラックB16:15〜17:45

「NSUndoManagerの使い方とアプリ開発に役立つTips」
Innoface株式会社 代表取締役 平井博明 氏


講師の平井博明 氏

本セッションでは、UNDO/REDOを管理するクラスであるUndoManagerの基本的な使い方(取り消し、やり直し、グループ化)など、開発時の注意事項がiPadアプリのサンプルを使って解説されました。後半はTipsを交えた高度な解説も加わり、より実践的な内容のセッションとなりました。

アンケートより

・Undoの機能は実装したことがなかったので、勉強になりました。
・ちょうど画像処理用プログラムを考えていたので、Undo処理の具体的なTipsを教えてもらい助かった。
・イベントループやUndoManagerについてはあまり突っ込んでやることがなかったので、初めて知ることが多かったです。
・開発に役立つTipsが役に立ちそうです。
・Undoの奥深さを知ることができた。
・runloopについて理解が深まりました。ありがとうございます。
・開発デバッガに役立つ方法(Method Swizzling)がデバッグで役に立ちそう。実際、今のプロジェクトで試してみたい。
・実践的なセッションでとても参考になりました。
・サンプル事前にDLできなかったので、帰ってからじっくりコードを見たいと思います。Undoは、Macアプリ開発時に同じようなことをやっていたので、あるある的な話で面白かったです。
・Tipsが深く自分につなげることができそうです!
・内容がマニアックでよかったです。話にメリハリがあると良いかと。
・Tipsが参考になりました。

会員交流&PRスペース

お昼の休憩時間を利用して、ランチプレゼンが行なわれました。

MOSA理事の池田純二(左)と合同会社イーヴァ 石橋利也さん(右)のプレゼン

株式会社ベネッセコーポレーション こどもちゃれんじ事業部 小川秀一郎さん(左)とTangiblockの展示の様子

今年も沢山の方にご参加いただき、好評のうちに無事イベントを終了する事ができました。
全国からお集まりいただきました皆さま、貴重な週末を割いてご参加いただき本当に有難うございました。
来年もまたお会い出来ます事をスタッフ一同、楽しみにしております!

11月29日のレポートはこちら


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