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「DEMOsa KITA」 参加者 レポート

DEMOsa KITAに参加して

1月24日、札幌市の「かでる2・7」で開催された「DEMOsa KITA」に参加してきました。当日は晴天にも恵まれ、多数の来場がありました。
今回の「DEMOsa KITA」では、プログラム開発などに限定されない、幅広い分野での発表が多数ありました。実際に参加してみると、期待を裏切らない充実したプレゼンテーションの数々に圧倒された、そんなイベントでした。
私自身も、拙いながらプレゼンテーションさせた頂いた一人です。通常、私が参加する学会発表などでは、だいたい15分から20分程度の発表と5分ぐらいの質疑応答が一般的な形式だと思いますが、「DEMOsa KITA」は僅か10分間という限られた時間でのプレゼンテーションです。しかし、発表する側はともかく、この短い時間が聴取にはほどよいテンポとリズムだったように思います。
また、今回は発表者に断った上でYouTubeでのストリーミング映像も収録されました。未だに学会ではこうした取り組みが少ないのですが、参加できなかった方には参考になるのではないでしょうか。

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Photo: 曽我聰起
さて、内容の詳細はWebやYouTubeでの映像をご覧頂くとして、ここでは私の感想を述べさせていただきます。プレゼンテーションでは、開発関係の皆さんから新製品情報や開発秘話を聞くことができました。かつてMacWorld Expoなどのイベントでは、開発者の方に直接話を伺う事が楽しみの一つでもあったのですが、最近ではイベントの数が少なくなってしまっただけに、DEMOsaのような場は貴重な存在です。今回は、iPhoneアプリに関する話題も多く、そちらを目指されている企業や学生さんには役立つ情報が多数あったのではないでしょうか。
また、様々な現場におけるコンピュータや機材、プログラムを利用した活動や事例報告も多数あり、感心する事が多数ありました。実際、自分が発表する際に、前に立つと今回の参加者の皆さんが実に真剣な表情をなさっていることに驚きました。メモを取られている方も多く、この点は日頃の学会とは異なる雰囲気を感じました。
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Photo: 曽我聰起
個人的に感心したのが、学生さんたちによる社会活動のプレゼンテーションです。こういう学生さんたちの姿を見ると“中高年はしっかりしなければ”と反省しました。
今回の司会はMacの雑誌などでもおなじみの大谷和利さんでした。ご自身も最後にプレゼンテーションをなさるというハードな状況の中で、この幅広いジャンルの発表に一つずつ丁寧にインタビュー、コメントされて頂いたのですが、大谷さんならではと感心いたしました。
懇親会では、10分間で話しきれなかった話題について参加者と発表者が和気あいあいと話し合う姿が多数見られました。こうした会話の中から新しいアイデアが生まれる事があると思います。私も懇親会での会話から、現在のシステム運用に置ける改善方法を思いつきました。人が集まる空間が生み出すエネルギーのなせる技なのかも知れません。
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Photo: 曽我聰起
早速、本日の地元新聞の夕刊には「DEMOsa KITA」で発表された学生さんの活動が取り上げられていました。私にとって、コアな人たちと過ごすことができる貴重な経験でした。
運営にあたられたMOSAの方がたには、大変お世話になりました。改めてこの場をお借りしてお礼申し上げます。また、次の機会にお目にかかれる事を楽しみにしております。
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Photo: 佐藤祈氏

曽我聰起 プロフィール:
北海道文教大学 外国語学部 教授
コンピュータシステムの会社を退職後、北海道旭川の情報系専門学校教員として教職畑に入植。その後、札幌の北海道文教短期大学を経て現在に至る。激動の90年代マルチメディアの洗礼を受ける。特にHyperCardの強烈なパンチを浴び、目が覚める。Mac歴20年。一般情報処理教育を担当しつつ「楽しい情報教育」の実現に向け、CIEC(コンピュータ利用教育協議会)北海道支部にて世話人を務める。

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