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MOSA Software Meeting 2014 レポート(10/31-11/1)

11月1日(土)

10月31日のレポートはこちら

セッション1:ベーシックトラック 10:00〜11:30

「Swift ってどんなプログラミング言語なの?」 EZ-NET 熊谷 友宏 氏


講師の熊谷友宏 氏

本セッションはSwiftに全く馴染みがない方にも理解できるように配慮されて進められました。まずはSwiftの概要から入り、続いてObjective-CやCと比較しながら、Swiftの特徴的な点をおさえていきました。後半はSwiftの新しい概念やObjective-Cとの互換性にも触れ、Swiftプログラミングのポイントについて有益な情報が多数提供されました。

アンケートより

・非常に楽しく学べる言語だというのが伝わってきました。C言語を使ったときに感じるあれこれを解決する手法が面白い。
・Swiftについて詳しく説明していただきありがとうございます。
・まだSwiftを使ったことがなかったので詳しい説明ありがとうございました。このセッションを聴いてSwiftを使ってみたくなりました。
・情報がとてもよくまとまっていてわかりやすかったです。デモもとてもスムーズで時間もぴったり。素晴らしい。
・基礎から知る事ができ、Swiftを勉強してみようかという気になりました。
・分かりやすかった。Swiftの分からないところが理解できた。
・実際のコードを見て、こういうコードが書けるのか!とびっくりしました。
・とても分かりやすい説明でPlaygroundも言語教育にとても役立ちそうだと感じた。
・講師の熱意が伝わってきた。これから勉強する熱意がわいた。

セッション1:テクニカルトラック 10:00〜11:30

「iOS 8 + YosemiteのiCloudプログラミング」 HMDT株式会社 代表取締役 木下誠 氏


講師の木下誠 氏

本セッションでは、これまでのiCloudサービスと開発の変遷を振り返り、開発における実務上の問題点を整理しました。これをふまえ、iOS8+Yosemiteとなって新たに加わったCloud KitとiCloud Driveについてその活用方法を確認しながら、クラウドプログラミングの実際がデモとともに解説されました。数年にわたってiCloud関連セミナーの講師を担当している木下講師ならではのノウハウのつまった内容となりました。

アンケートより

・iCloudの利点/欠点がよくわかりました。利用価値が高そうですのでトライしてみます。
・前日に撮影した写真がデモに登場したのが印象的でした。あっという間にプロトタイプが作れそうでワクワクしました。
・1番聞きたかったセッション。フロアとのQ&Aも大いに参考になった。
・大変参考になりました。ようやくiCloudに手を出そうと思いました。
・待望のCloud Kit! iCloudに苦しめられてきた身としては気になるポイントが聞けてためになりました。
・Cloud Kitを使ってアプリの可能性を手軽に広げられると感じた。
・Cloud Kitを使ったファイルやデータの同期によるアプリケーションの可能性が広がりそうなのを感じてワクワクしました。
・iCloudプログラミングやってみます。

セッション2:ベーシックトラック 11:45〜13:15

「Swift実践編 – Objective-Cからの移行とコードの共存+Xcode 6の新機能紹介」
          Dream Garden Software 中野 洋一(MOSA常任理事)


講師の中野 洋一(MOSA常任理事)

本セッションの前半では、AVFoundationを使ったiPhone用サンプルアプリを例に、Objective-CからのSwiftへの移植作業およびコードの共存の実際がデモを交えて解説されました。後半はXcode6の新機能であるLive Rendering、View Debugging、Localization、Size Classes、Vector Imagesそれぞれについて、デモとともに紹介されました。

アンケートより

・移行の実際がよくわかりました。
・アプリの例を示しての説明、ありがとうございました。サンプルコードもDLさせて頂きます。
・Xcodeの新機能も大変参考になりました。
・Xcode6の新機能情報が得られてよかった。
・Swift、これから触ってみたいと思えるようになりました。
・Xcode6の新機能について知らない事があったのでためになりました。
・仕事でObjective-Cを使っているのでどのタイミングでSwiftに切り替えていこうか迷っていましたが、出来るところから徐々にやって行こうという気持ちになりました。
・Objective-Cとのチャンポンが良かったです。
・Xcode6の新機能は知らないものばかりで助かりました。

セッション2:テクニカルトラック 11:45〜13:15

「iOS 8におけるSprite KitとScene Kit」 有限会社オッティモ 代表取締役 小池邦人(MOSA会長)


講師の小池邦人

本セッションでは、Sprite KitとScene Kitそれぞれの構成と仕組みをiOS 8とOS X 10.10で追加された新機能の情報を盛り込みながら解説していきました。各々のトピックでデモを披露しながら、アプリの中でどのような効果として使えるかなどの考察も合わせて語られました。

アンケートより

・混乱していたSprite KitとScene Kitの話をまとめて聞くことができよかったです。デモも面白かったです。
・Sprite KitとScene Kitの使い分けなどよく分かりました。サンプルをよく探ってみようと思います。
・3Dは敷居の高いものという意識がありますが、Scene Kitで入門できたらいいなと思っています。サンプルをいじっているだけでも楽しめそう。
・Scene Kitは奥が深そう。
・内容が充実していて良かったです。
・いつも通り新しい機能のドキュメントが沢山あり良かった。
・資料はあとでゆっくり読みたい。
・背景知識を持っていなかったため難しく感じましたが、デモで何が出来るか見せていただけたので面白かったです。
・まだ使った事のない機能なので、是非使ってみたい。

セッション3:ベーシックトラック 14:30〜16:00

「Swiftを支えるoptionalの背景」 有限会社快技庵 高橋政明(MOSA理事)


講師の高橋政明(MOSA理事)

本セッションでは、まずWWDC発表後のSwiftの仕様の変更やMSM当日までの状況変化について流れを確認しました。ついでSwiftの特長と理解が難しいといわれているoptionalについて詳細な解説がありました。後半はoptionalの実装や開発者が間違えやすい注意点などが紹介され、実際の開発時に役立つ情報が多数提供されました。

アンケートより

・optionalのことについてよくわかりました。
・ハマりそうなポイントがいろいろ聞けて良かったです。
・変更履歴のことも含めてお話が聞けたので、optional周辺の情報の整理が出来てよかったです。
・わかりにくかったoptionalが整理できました。
・optionalの扱いが難しい事があらためて実感できた。
・Swiftの発展途上感が伝わった。
・optionalの概念を少し理解したが、難しかった。

セッション3:テクニカルトラック 14:30〜16:00

「PhotoKitを使ったカメラアプリの開発」 株式会社かたち開発 代表取締役 細谷日出海 氏


講師の細谷日出海氏

本セッションでは、新フレームワークの「PhotoKit」の画像管理機能について、各処理ごとに実装例が紹介されました。続いてiOS8で追加されたApp Extensionの一つである「Photo Editing Extension」の概要と実装例が解説され、最後にカメラコントロールに追加された機能が紹介されました。カメラアプリ開発を考えている参加者にとっては最新情報を得る良い機会となりました。

アンケートより

・エクステンションの話、面白かったです。(同様意見あり)
・あまり話題になっていない印象のあるフレームワークですが、photosとシームレスに連携するためには知っておく必要があるものと理解しました。
・カメラ機能の充実は嬉しい。積極的につかっていきたい。
・写真アプリが作りやすくなったのがよくわかりました。トライしてみようと思います。
・PhotoKitの使い方がわかって良かった。
・参考となるコードが多く提供されており、今後これを使って学習、スキルアップに役立てたいと思います。

セッション4:ベーシックトラック 16:15〜17:45

「OS X Yosemite AppKit アップデート内容」 Innoface株式会社 代表取締役 平井 博明 氏


講師の平井博明氏

本セッションの冒頭では、様々なバージョンのOSをサポートする必要のある開発者向けに、2通りの複数バージョンのサポート方法が情報提供されました。引き続き、OS X Yosemiteの全体的な変更点とAppKitに絞った変更点と注意しておくべき点が各トピックごとに解説されました。OS Xに限定したセッションは本セッションのみのため、参加者には貴重な情報提供の場となりました。

アンケートより

・詳しい内容が聞けて良かったです。
・Mac中心のお話が聞けて良かったです。なかなか情報を共有する機会も少ないのでハマりどころのお話も聞けて良かったです。
・OS Xの理解を深められて良かった。
・最近のAppKitの様子を知りたくて参加しました。よく整理されている内容でした。
・業務にも関わりそうな内容で大変ためになりました。
・oS Xの最新情報はあまりウォッチしていなかったので、大変よかったです。
・古いSDKから最新APIが使えるのは参考になりました。

セッション4:テクニカルトラックB16:15〜17:45

「機能を開放するエクステンションの開発方法」 アールケー開発 代表 林 晃 氏


講師の林晃 氏

本セッションでは、エクステンションとは何か、何ができるか、どのように作るか、エクステンションの種類別に具体例が解説されました。6種のサンプル(Action、Photo Editiong、Today、Document Provider、Custom Keyboard、Share)の詳しい解説、注意点、開発中のテスト環境構築など90分では足りない程の充実した内容でした。

アンケートより

・魅力的ながら知らない事も多かったエクステンションについて理解が深まりました。
・丁寧な説明でいつも楽しみにしています。エクステンションは自社アプリにも応用したものが作成できそうなところがよいです。
・サンプルがありがたい。API、SDKとの対比が参考になった。
・エクステンションの作り方のとっかかりになりました。使ってみたい機能だったのでよかったです。
・非常に複雑なセッションでとても勉強になった。是非自分でも開発してみたい。
・とても参考になりました。自分のアプリを対応させてみたいと思います。
・一言でエクステンションと言っても多くの種類があるのがわかりました。Todayが一番利用価値がありそうと感じました。
・盛りだくさんで少し難しかったが挑戦しがいがありそう。

会員交流&PRスペース


お昼の休憩時間を利用して、ランチプレゼンが行なわれました。

MOSA理事の池田純二(左)と会員の中辻康弘さん(右)のプレゼン
池田理事は撮影後にピントを変えられる最新のカメラ「Lytro ILLUM」と、3D写真が生成できる機能について紹介がありました。
中辻さんはLeap Motionを使って手の動きで、ロボティックボール「Sphero」の動きをコントロールする、というデモを披露してくださいました。


展示コーナーでは、PFUソフトウェア株式会社 高木さんより、前日の懇親パーティーでも紹介された「SnapLite」の展示がありました(左上)。
会員の増田崇さんからは、Parrot社のminiクアッドリコプター「Rolling Spider」と3Dペンの「3Doodler」の展示とデモがありました。(右上および下段)

今年も沢山の方にご参加いただき、好評のうちに無事イベントを終了する事ができました。
全国からお集まりいただきました皆さま、貴重な週末を割いてご参加いただき本当に有難うございました。
来年もまたお会い出来ます事をスタッフ一同、楽しみにしております!

10月31日のレポートはこちら


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